「鷺娘」は玉三郎の珠玉の歌舞伎!あらすじと見どころを解説【映像あり】

「鷺娘」は玉三郎の珠玉の歌舞伎!あらすじと見どころを解説【映像あり】

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鷺娘さぎむすめとは歌舞伎舞踊の古典的名作で、一人の女形役者が次々と衣装を変えて様々な女性を演じる人気の演目です。

ここでは、歌舞伎舞踊の鷺娘のあらすじ見どころ上演情報DVDなどの映像についても紹介します。

また、鷺娘を演じる役者としては坂東玉三郎がもっとも有名ですが、今後演じることを期待される若手女形役者も紹介するので、ぜひ観劇の参考にしてくださいね。

鷺娘と言えば坂東玉三郎は必見!

九月大歌舞伎の坂東玉三郎が演じる「鷺娘」の絵看板
歌舞伎音楽の長唄の演奏にのせて演じられる鷺娘ですが、初演は江戸時代の宝暦12年(1762年)で、踊ったのは美貌の女形として知られた二代目瀬川菊之丞です。

その後「鷺娘」というタイトルで踊ったのは、三代目の坂東三津五郎、四代目の中村歌右衛門などがいますが、初演の菊之丞の形で復活させ、人気の演目にしたのは劇聖と呼ばれた九代目市川團十郎です。

現在、鷺娘を最も得意にしている女形役者と言えば、坂東玉三郎で間違いありません。玉三郎は鷺娘を当たり役として400回以上も演じています。

海外での公演も多く、1984年5月にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場の100周年を記念する記念祭に招聘されて、世界のトップダンサーに混じってこの鷺娘を演じ、海外からも絶賛されました

しかし、2009年の「さよなら歌舞伎座公演」での上演を最後として、今後は鷺娘の全編を踊ることはないと玉三郎自身が明言しています

歌舞伎舞踊としての玉三郎の鷺娘を全編楽しめる舞台は、もうお目にかかれないかもしれませんね。

近年は、「坂東玉三郎特別舞踊公演」の中で、映像と実演を合わせた形での上演が多くなっており、コロナウイルスの影響で休演していた歌舞伎座が再開してからの「九月大歌舞伎」においても、映像と実演を合わせた形で演じられ、実際に玉三郎が踊る場面は少なくなっています。

>>坂東玉三郎について詳しくはコチラ

鷺娘のあらすじと長唄の歌詞を解説

歌舞伎舞踊の鷺娘は、水辺にたたずむ鷺の精を通して、恋に思い悩む女性とその苦しむ姿、そして喜びを描いた作品です。

ここでは、鷺娘の場面ごとの長唄の歌詞を紹介しながら、あらすじを解説していきます。

白無垢姿〜恋する人へ積もる思い

白無垢姿の女性
舞台の幕が上がり、雪音を表す大太鼓の音が響きわたると、夜の雪景色が現れます。

舞台は群青色の水辺。上手のほうに雪を抱いた枯れ柳。所々に枯れあしがあしらってあります。

そして歌舞伎音楽の長唄連中による置き唄(人物の登場の前にうたわれる唄)が聞こえてきます。

妄執の雲
晴やらぬ朧夜おぼろよ
恋に迷いし
わが心
長唄

「妄執とは強く迷う心であり、その心の雲が晴れない朧に霞む夜のようだ。そんな強い心の迷いは恋のためで、私の心は悩んでいる。」

という意味になりますが、これが鷺娘全編に流れるテーマとなっており、恋に迷い苦しむ女性を鷺の姿に託して演じるのです

怪しい雰囲気の中で響いくる笛の音は「寝鳥ねとり」と言い、鳥が寝ているときに出す苦しそうな声を表しています。

そんな中、傘をさした白無垢の花嫁姿の娘が現れます。

しかし、その姿には嫁入りする嬉しさはなく、肩を落として寂しげに水辺にたたずんでいます。

吹けども傘に雪もって
積もる思いは泡雪の
消えて果敢はかなき
恋路とや
長唄

「風が吹いて傘にも雪がどんどん積もっていく。その降る雪を払い退けるように、自分の寂しい思いも払いたいのだけれど、拭う事はできない。消えてなくなる儚い恋だった・・・」

強く降って来る雪の中、絹張りの透けて見える傘を差して無情の空を見上げると、遠くから鐘が響いています。

嫁入り前で嬉しいはずなのに寂しい、それは好きな人のところに嫁げないという苦しさなのでしょうか。

再び怪しい笛の音色が鳴り、足をちょっと上げる仕草とともに首も微妙に動きます。これは鳥の鷺の動きをなぞらえた鳥の所作です。

すなわち、不思議な雰囲気をたたえたこの女性は、「鷺の精」なのです。

思い重なる胸の闇
せめて哀れと夕暮れに
ちらちら雪に濡鷺の
しょんぼりと可愛らし
長唄

「恋しい思いが重なりあって、胸の奥に深い闇ができてしまいました。せめて哀れに思ってほしい。夕暮れどきに、ちらちら降る雪に濡れた鷺がしょんぼりとした姿は可哀そうです。」

娘の目から涙がこぼれ、いつしか雪も止みました。

畳んだ傘をどこに刺そうか探していると、ちょうど良い雪山ができた場所を見つけ傘を刺します。

雪道を歩いて足がすっかり濡れてしまった娘は、鳥が羽を開くような姿をして、足を一瞬上げて体を閉じます。これも鷺の姿で羽を休めている形です。

この後、大小の鼓だけで鷺が羽ばたく様子を見せます。羽を折りたたんだり開いたりを鼓の音色と共に表現し、最後に大きく広げます。

迷う心の細流れ
ちょろちょろ水の一筋に
怨みの外は白鷺の
水に馴れたる足取りも
濡れて雫と消ゆるもの
長唄

「迷う心は、ちょろちょろと流れる一筋の水になります。怨み以外の感情は、水に馴れた白鷺が歩く足にまとわりついては消えてゆく、しずくのようなものです。」

ここで頭にかぶった綿帽子を取り、水の中を見ながら首やくちばしの動きで鷺の生態を表現します。さらに自分の姿を水面に映して足を上げます。

怨み以外の感情は「知ら(しら)ない」という所が、「白鷺(しらさぎ)」という言葉にかかっています。

恋しい男への怨みを顔の表情にもハッキリと見せながら、再び羽を閉じて鷺の足使いを丁寧に見せると、歌の最後の部分で体を沈めていくのです。

町娘〜艶やかな衣装の恋心

明るい江戸の町娘
一気に照明が明るくなると、娘の衣装が一瞬で変わりました。これは引抜きと言われる歌舞伎の演出です。

真っ赤なちりめんに黒繻子の帯、雪持ちのしだれ柳の柄。帯には雪の文様、雪の結晶である六つの花と雪輪があしらってあります。

曲調と衣装だけが明るくなり、女性の気持ちをとくとくと語るクドキに入ります。

われは涙に乾く間も
袖ほしあえぬ月影に
忍ぶ其夜の話を捨てて
縁を結ぶの神さんに
取り上げられし嬉しさも
余る色香の恥かしや
長唄

「私が恋のために流した涙が乾けば、着物を並んで干すことができなくなった月影の夜に、忍んで逢った夜のことを忘れるようにしていました。縁結びの神と言われる出雲の神にも、私たちの中を認めてもらった嬉しいひとときもあった。恋のさなかには自分の色香が溢れ出てしまい、とても恥ずかしく感じました。」

恋を退いた女性の恥ずかしさ、もじもじした様子を表しています。手にしているのは先程脱いだ綿帽子です。

ここで一旦下手に引っ込み、長唄とお囃子の長い合方に入ります。

江戸娘〜軽やかな流行歌(はやりうた)

再び登場すると、今度は紫の衣装でウキウキした雰囲気の江戸の娘姿になりました。

紫の色は江戸紫をくすませた色で雪持ちの柳に裾模様は流水です。汐汲しおくみの桶を担いだポーズを取ります。

須磨の浦辺で 潮汲むよりも
君の心が汲みにくい
さりとは
実に誠と思わんせ
繻子しゅすの袴のひだとるよりも
主の心が取りにくい
さりとは
実に誠と思わんせ
しや、ほんにえ
長唄

「須磨の浦辺で潮の水を汲むより、あなたの心は汲みにくい。それなのに、その言い方は本当だと思わせる。繻子しゅす(サテン)の袴に折り目を直すより、あなたの心を理解するのは難しい。それなのに、その言い方は本当だと思わせる。まぁほんとにそうですね。」

当時流行った流行歌はやりうたに合わせて、水を汲んだ桶を下に置いて軽やかに踊ります。

男心がわからないと、ちょっとすねて叩いて見せるフリを見せる様子がとても可愛らしい娘姿です。

恋に心も移ろいし
花の吹雪の散りかかり
払うも惜しき袖笠や
長唄

「恋をしたせいで、心がふらふらしています。雪が吹雪く様子は花吹雪が散りかかるようです。袖に降り掛かる雪を払い落とすのも、もったいないと感じてしまいます。」

今度は調子が変わって、しっとりと恋の心を歌います。

そして先程雪山に刺した傘の柄についた雪を丁寧に払って開きます。これは再び雪が降ってきた様子を表しているのです。

いつの間にかこの傘は、絹張りから紙張りの透けて見えない傘に変わっており、この傘の陰で衣装を変える準備をしているのです。

晴れやかな町娘〜傘づくし

再び引抜きを使って、一瞬で朱鷺色ときいろのちりめんの衣装に変わり、さらに明るく晴れやかな娘の姿が現れました。

着物の柄は枝梅えだうめ、紅白の梅が描かれています。そして、破れ麻の葉です。ここからは傘を持っての傘踊りになり、傘づくしの歌詞が続きます。

傘をや 傘をさすならば
てんてん日照り傘
それえ それえ
さしかけて いざさらば
花見にごんせ吉野山
それえ それえ
匂い桜の花笠
縁と月日を廻りくるくる車傘
それそれそうじゃえ
それが浮名の端となる
長唄

「傘を差すなら、てんてんの日傘が良いですね。それ、それです。日傘を差して、『では、おさらば』と、吉野山へ花見に行きましょう。それ、それです。桜の匂いの花笠を被って、人の縁と月日がくるくると巡る、車笠くるまがさ(廻る花笠)。それ、それ、それが良い。そうして浮名(男女の恋)が止むのでしょう。」

くるくると何気なく傘を回しますが、大変扱いにくい大きな傘です。

それを片手で扱ったり、刺したり、開いたり、飛ばしたり…様々な傘を扱う技法も見所の一つです。先程の雪の中での傘とは全く傘のイメージが違っています。

ここは鷺の心での恨み全てを忘れている、明るく晴れやかな町娘の心で踊ります。

鷺の精〜地獄の責め

恋の妄執に苦しむ鷺の精
再び雪が降ってきて、舞台には薄闇が広がります。

あの明るい町娘はどこいったのでしょう? そんな幸せな日々は遠い過去のこと。

心の地獄。苦しい恋の思いに責められる、そんな夜の闇がこれから再び描かれます。

添うも添われずあまつさえ
邪見の刃に先立ちて
此世からさえ剣の山
長唄

「もうあなたに添うこともできない。それだけではなく刃にかかって私は死んでしまった。この世でも剣の山、地獄と同じ責め苦に会っている」

肌脱ぎをした赤の襦袢じゅばんに変わり、その袖を噛んで恨みをこめた物狂おしい様子を見せます。

恋しい人に添えない苦しみ。それが自分をさいなみ、そしてもう死の淵に立っているのです。

そして、引抜きと同じ手法のぶっかえりで一瞬で鷺の姿に変わります。鷺の精が本当の姿を現し、美しい海老反りを見せます。

この鷺の羽の衣装は羽二重はぶたえに銀の縫いが施されていますが、銀鼠色ぎんねずいろから白までぼかした非常に微妙な色合いの羽です。

一樹のうちに恐ろしや
地獄の有様悉く
罪を糾して閻王の
鉄杖正にありありと
等活畜生衆生地獄
或いは叫喚大叫喚
修羅の太鼓は隙もなく
憐れみたまへ我が憂身
長唄

「『一樹の蔭一河の流れも他生の縁』と言うけれど、地獄のありさまが、ことごくわたしを襲います。罪をただす閻魔大王の鉄杖に、今まさに撃たれているのです。罪を犯した私は、ありとあらゆる地獄をさまよっています。修羅道に響く太鼓の音が鳴りやまないのです。どうか私を憐れんでください・・・」

閻魔大王に罪を問いただされ、鉄の杖で鬼達に打ち据えられる・・・まさに地獄の責め苦を受けています。

左の肩に真っ赤な血が走り、瀕死の傷を負った鷺は息も絶え絶えになりながら、修羅の太鼓の恐ろしい響きを耳を閉ざして聞くまいとします。

冷たい厳しい雪が降るその中で、さらに全身を貫く痛み。それでも羽を広げて起き上がろうとする姿。鷺の苦しみと責めの場面が続きます。

躍動と静止の繰り返しが続き、そして「憐れみたまへ我が憂身」の歌詞で唄い納めです。

降りしきる雪の中、静かに横たわる鷺の精。

恋の妄執の思いから逃れることができなかった一人の女、鷺の精が息絶えて幕となります。



見どころは衣装が次々と変わる「引き抜き」と「ぶっかえり」

鷺娘は幻想的な歌舞伎古典舞踊の名作で、人間でない鷺の精が人間の男と恋に落ちるが結ばれないというストーリーは、日本版の「人魚姫」とも言えます。

恋の思いに苦しむ女の姿だけでなく、明るく晴れやかな恋する町娘の踊りに変わり、最後は壮絶な地獄の苦しみを演じるという変化が舞台を一層引き立てます。

特に、「引抜き」と「ぶっかえり」という歌舞伎特有の演出は大きな見どころです。

引抜き」は重ね着した衣装に仕掛けた糸を、後見(舞台上で役者をフォローする人)が一気に引き抜いて一瞬で衣装を変える演出です。

ぶっかえり」も同じ原理ですが、こちらは上着を腰から下に垂らして違う模様の柄を見せることで、役の性格が大きく変わったことや、正体が現れたことを示します。

白無垢から真っ赤なちりめんへ。紫の着物から朱鷺色のちりめんへ変わり、最後は羽のついた鷺の姿へと変わる様子は必見です。

この鷺娘を人気演目にした九代目市川團十郎は、途中で着替えに入る事はありませんでした。引抜きやぶっかえりなどの衣装を全部着込んで鷺娘を演じたそうですが、かなりの重さになり大変だったでしょう。

しかしこの鷺娘が人気が出るにつれ、後に六代目尾上菊五郎などが上演し、次々に衣装を変えていくための長唄の合方を途中に入れることを工夫したと言われています。

傘に隠れて引抜きを準備するために、透けて見えない紙張りの傘にしたのも六代目菊五郎です。

玉三郎に続け!鷺娘を踊ってほしい若手女形役者

坂東玉三郎の鷺娘が見られる機会も少なくなっていますが、現在の若手女形役者には、玉三郎の薫陶を受けて活躍するメンバーも増えています。

ここでは玉三郎に劣らぬ「鷺娘」を披露してくれることを期待する三人の若手女形役者を紹介します。

最初に名前を挙げたいのは、中村七之助(中村屋)です。

近年もっとも成長した女形と言われる七之助ですが、父親の十八代目中村勘三郎を早くに亡くし、後ろ盾となる存在がいなくなってしまいます。

そこに手を差し伸べたのが玉三郎です。勘三郎が亡くなったのが2012年の末ですが、2014年の3月には七之助と共に「鷺娘」ではありませんが、「二人藤娘」を演じて自らの芸を継承させようとしています。

七之助自身は2010年の赤坂大歌舞伎で一日に4部で「鷺娘」を演じた経験がありますが、玉三郎と共演した後の「鷺娘」をどう演じるのかが期待されます。

>>中村七之助の中村屋について詳しくはコチラ

次に名前を挙げるのは、中村壱太郎(成駒家)です。

上方歌舞伎の大名跡・坂田藤十郎の孫であり、上方の女形として期待される壱太郎ですが、彼も玉三郎が直接芸を継承させようとしている一人です。

2018年1月に大坂松竹座で行われた「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」では、なんと玉三郎と壱太郎の二人だけの出演で、5つの演目の内3つを二人で共演しているのです。

このとき、壱太郎が一人で「鷺娘」を演じていますが、当然玉三郎の指導が行われているはずです。現在もっとも玉三郎に近い鷺娘を演じることができる役者は中村壱太郎だと言っていいかもしれませんね。

>>中村壱太郎について詳しくはコチラ

最後に名前を挙げたいのが、中村梅枝(萬屋)です。

古風な顔立ちの女形として注目される梅枝ですが、やはり玉三郎の指導を受けており、「女形としての基本的なことを教えていただいた」と言っています。

2009年1月の「さよなら歌舞伎座公演」のときに玉三郎が鷺娘を演じていますが、梅枝はその前の演目に出演しており、このときの玉三郎の鷺娘を目の前で見ていたにちがいありません。

2018年、2019年には女形の難役と言われる「阿古屋」を、玉三郎から直接指導を受けて演じていることもあり、梅枝は玉三郎の有力な後継者の一人と言っていいでしょう。

以上、三人の若手女形役者を紹介しましたが、これからの歌舞伎の舞台で玉三郎を超えるような「鷺娘」を見せてもらえるようになってほしいですね。



鷺娘はどうすれば見られる? 映像も紹介!

歌舞伎舞踊の鷺娘をどうやって見られるのかを、上演情報や映像についてご紹介します。

第一回 中村福助・児太郎の会

2022年8月に東京港区の草月ホールで行われる「第一回 中村福助・児太郎の会」で中村児太郎鷺娘を披露します。

シネマ歌舞伎

映画館で気軽に歌舞伎が見られる、シネマ歌舞伎でも「鷺娘」が上演されました。現在は上演予定はありませんが、過去の予告編映像を紹介します。

>>シネマ歌舞伎の「鷺娘」はコチラ

鷺娘のDVD

現在、販売されている「鷺娘」が見られるDVDを紹介します。どちらも坂東玉三郎が鷺の精を演じているものです。


坂東玉三郎 舞踊集2「鷺娘」 [DVD]


歌舞伎名作撰 藤娘 / 保名 / 鷺娘 [DVD]

まとめ:幻想的な歌舞伎舞踊「鷺娘」を堪能しよう

鷺娘は恋の思いに悩み苦しむ女の姿を「鷺の精」として演じる、幻想的で美しい人気の歌舞伎舞踊です。

引抜き」や「ぶっかえり」などの、歌舞伎特有の演出で次々と衣装を変えていくのも大きな見どころになっています。

坂東玉三郎が演じる舞台が有名ですが、その玉三郎の指導を受けた中村七之助中村壱太郎中村梅枝などの若手女形によって演じられることも期待されます。

現在はDVDやシネマ歌舞伎などでも映像を見ることができますが、ぜひ一度歌舞伎座の舞台で観劇してみてくださいね。

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