歌舞伎とは何か?初心者にも簡単にわかりやすく3つのポイントで解説!

歌舞伎とは何か?初心者にも簡単にわかりやすく3つのポイントで解説!

「歌舞伎」と言えば日本の伝統文化の代表格とも言えますが、
案外日本人でもよく知らない人が多いのではないでしょうか?

ここでは「歌舞伎」とはどういうものかを、
歌舞伎を見たことがない初心者の方にも
できるだけ簡単にわかりやすく説明してみます。

1,歌舞伎って何が特徴なの?

歌舞伎って何が特徴なの?

歌舞伎の特徴とはいったいなんでしょうか?
誰にでもわかりやすい点として5つあげてみます。

1) 派手な衣装や化粧と変わった動き

歌舞伎とはそもそも江戸時代の初め頃、
派手な衣装や振る舞いをしていた「傾奇者(かぶきもの)」
を真似した見世物から始まりました。

歌舞伎の派手な衣装は、
当時の「傾奇者」を真似した名残です。

また、「隈取(くまどり)」と呼ばれる
おしろいを塗った顔に赤や黒で描かれる派手な化粧は
照明がない時代に表情をわかりやすくするために
考えられたものです。

このサイトのロゴにも使われていますが、
あの隈取模様を見るだけで、
日本人ならなんとなく「歌舞伎だな」と
わかるのではないでしょうか?

2) 独特の大げさな動き

片手を前に付き出し、もう片方の手は上にあげて
動きを止めてぐっと睨みを効かせる「見得(みえ)」。

踊るようにリズムに乗って歩く「六方(ろっぽう)」など、
普通の演技ではやらない大げさな動作で観客をひきつけるのも、
歌舞伎ならではの醍醐味です。

3) 歌舞伎役者の「家」制度

歌舞伎には他の伝統芸能や演劇などでは見られない、
「家」という制度があります。

「市川家」「尾上家」「中村家」など、
代々歌舞伎をなりわいとして受け継いできた
家系があるのも大きな特徴です。

4) 女形の存在

歌舞伎俳優には原則として男性しかなれません。

子役に関しては女の子がする場合もありますが、
基本は男性だけです。

江戸時代に幕府から女性が演じるのを
禁止されたのがきっかけですが、
そこで女性の役も男性が演じる「女形(おんながた)」
が生まれました。

女形は「女性よりも女性らしい」と言われるほど洗練されており
世界中を見ても歌舞伎だけの大きな特徴となっています。

5) 回転する舞台や空を飛ぶ役者などの派手な演出

歌舞伎の舞台は回転したりひっくり返って裏側がでてきたり、
一瞬にして違う場面に転換します。

歌舞伎役者も舞台下から登場したり、
ロープに釣られて宙を舞ったり、
一瞬で別の衣装に着替えたりと
アナログながら驚きの演出を見せてくれます。
これも歌舞伎の大きな特徴です。

こういった歌舞伎の特徴と呼べるものが、
歌舞伎の世界をとても奥深いものにしています。

しかし、演じられている内容自体は、
一般大衆が好むような言わばワイドショー的な
内容がほとんどです。

今でこそ格式ある伝統芸能であり、
ちょっと敷居が高い感じのする歌舞伎ですが、
もともとは庶民向けに演じられてきたもの。

そのせいで内容もやはり庶民に受けるような、
いわば「下世話なはなし」を、
ちょっとかっこいい感じで表現しているもの。
というふうに捉えるとわかりやすいかもしれません。

2,歌舞伎の誕生はいつ? その歴史は?

歌舞伎の誕生はいつ? その歴史は?

歌舞伎の誕生は江戸時代の最初の頃、
「出雲の阿国」がはじめた「かぶき踊り」
だと言われています。

「歌舞伎」とはもともと「傾き(かぶき)」が変わったものです。

「傾く」とは奇抜な衣装や行動をすることで、
そういう人たちは「傾奇者(かぶきもの)」と呼ばれていました。

「歌舞伎」とは「傾奇者」の姿や立ち居振る舞いを
真似したところから始まっています。

阿国が慶長8年(1603年)に京都で
女だけの「かぶき踊り」をやったというのが、
歴史上の「歌舞伎」の誕生の記録となっています。
すなわち歌舞伎の歴史は400年以上ということです。

阿国の演じるかぶき踊りはとても人気があったことから
それを真似する人たちが増えていくことで
歌舞伎が広まっていきました。

当時は女性ばかりが演じる「女歌舞伎」でしたが、
遊女たちが演じるようになってさらに
人気が出て大盛況になりました。

しかし、遊女を取り合って喧嘩が絶えないなど
風紀上のトラブルが続出することになり、
ときの幕府によって女歌舞伎は禁止されます。

そこで代わりに出てきたのが「若衆歌舞伎」と呼ばれる、
少年が役者の歌舞伎です。

当時の男色趣味のはやりとともに大人気になりましたが、
やはりこれも美しい役者を取り合って喧嘩沙汰が増えるなどして、
幕府により禁止されることになりました。

それから始まったのが現代にもつながる「野郎歌舞伎」です。
ここから、男が女性を演じる「女形」が登場します。

その後も歌舞伎は音楽や踊りだけでなく、
舞台装置や、よりドラマ性のある物語など、
その時代時代に合わせたものを取り入れながら
今日まで洗練され発展してきました。

大東亜戦争直後にはGHQにより
禁止されそうにもなりますが、
日本の伝統的な固有の文化ということが認められ
再び上演されるようになりました。

現代でも歌舞伎は400年の伝統を受け継ぎながら、
「スーパー歌舞伎」が漫画「ワンピース」を題材にしたり、
「超歌舞伎」で中村獅童が「初音ミク」とコラボしたり、
新しいものや流行りのものを取り入れて、
今も発展し続けているのです。

3,歌舞伎の魅力ってどんなところ?

歌舞伎の魅力ってどんなところ?

現代まで実に400年も続いており、
ユネスコの無形文化遺産にも認定されて
日本を代表する伝統文化となった「歌舞伎」

では、その魅力とは一体なんでしょうか?

・400年続く伝統芸能である
・日本独特の世界に誇れる文化である
・舞台でしか見られない希少価値がある
・独特の変わった演出や演技がある
・歌舞伎役者ってかっこいい

などが挙げられると思います。

とくにグローバリゼーションが叫ばれる現在は、
日本人として自分の国の文化ぐらいは
知っておきたいと多くの人が思う中で、
歌舞伎の価値はより高まっていると言えます。

しかし、実際の歌舞伎の魅力は
それを見た人にしかわからないものだし、
一人ひとりが自分で感じるものです。

歌舞伎の魅力を知りたいのなら、
やはり生の歌舞伎を一度見てみることではないでしょうか。

4,まとめ

歌舞伎の特徴として、
派手な衣装や隈取、
見得などのおおげさな役者の動作、
驚きの変化を見せる舞台演出、
世界でもまれな女形の存在などがあります。

その400年以上にもなる歴史の中で、
様々な工夫で進化していきながら
今でも進化し続けています。

世界文化遺産にも認められた、
とても魅力的なコンテンツの歌舞伎。

日本人ならぜひ一度は見に行ってみたいものですね。

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