【2024年12月】歌舞伎公演情報 令和六年の歌舞伎納めは何がいい?

【2024年12月】歌舞伎公演情報 令和六年の歌舞伎納めは何がいい?

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令和6年(2024)12月歌舞伎公演情報を、劇場演目配役などについて紹介していきます。

2024年12月の歌舞伎座では「十二月大歌舞伎」が三部制で開催され、中村獅童なかむらしどう尾上菊之助おのえきくのすけ尾上松緑おのえしょうろく中村勘九郎なかむらかんくろう坂東玉三郎ばんどうたまさぶろうらが出演します。

また、京都南座では「吉例顔見世興行」が行われ、片岡仁左衛門かたおかにざえもん中村梅玉なかむらばいぎょく中村隼人なかむらはやとらが出演。片岡愛之助かたおかあいのすけは負傷で休演となるも、中村壱太郎なかむらかずたろうが代役を勤めます。新橋演舞場では11月末から始まった歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼おぼろのもりにすむおに」が、松本幸四郎まつもとこうしろう尾上松也おのえまつやのダブルキャストによって上演されます。

令和6年最後を締めくくる歌舞伎の舞台を紹介していきますね。

歌舞伎座

歌舞伎座
令和6年(2024)12月、歌舞伎の総本山とも言える歌舞伎座で行われる歌舞伎公演情報を紹介します。

歌舞伎座 十二月大歌舞伎

令和6年(2024)12月の歌舞伎座では「十二月大歌舞伎」が三部制で開催されます。

歌舞伎座「十二月大歌舞伎」
日時
令和6年(2024年)12月3日(火)~26日(木)
※休演日 11日(水)、19日(木)
第一部 午前11時~
第二部 午後3時〜
第二部 午後6時20分〜
チケット発売日
「松竹歌舞伎界」ゴールド会員:11月11日(月)~
「松竹歌舞伎界」特別会員:11月12日(火)~
「松竹歌舞伎界」会員:11月13日(水)~
一般販売:11月14日(木)~
窓口販売・お引取り:11月16日(土)~
劇場
歌舞伎座

第一部「あらしのよるに」

第一部では、中村獅童尾上菊之助が主役の「がぶ」と「めい」を勤める、人気絵本を原作にした「あらしのよるに」が上演されます。

上演開始時間
午前11時~
演目
あらしのよるに
配役
【がぶ/狼の長】中村獅童
【めい】尾上菊之助
【たぷ】坂東亀蔵
【みい姫】中村米吉
【はく】市村竹松
【のろ】市村光
【幼いころのめい】中村陽喜
【幼いころのがぶ】中村夏幹
【ばりい】國矢改め澤村精四郎
【山羊のおじじ】市村橘太郎
【絵師】市川門之助
【がい】河原崎権十郎
【狼のおばば】市村萬次郎
【ぎろ】尾上松緑

第二部「加賀鳶」「鷺娘」

第二部では、尾上松緑中村勘九郎らが江戸の粋な風情を演じる「加賀鳶かがとび」。そして「鷺娘」では中村七之助なかむらしちのすけが美しい鷺の精となって幻想的な世界を披露します。

上演開始時間
午後3時〜
演目(一)
盲長屋梅加賀鳶
加賀鳶かがとび
本郷木戸前勢揃いより
赤門捕物まで
配役
【天神町梅吉/竹垣道玄】尾上松緑
【日蔭町松蔵】中村勘九郎
【春木町巳之助】中村獅童
【魁勇次】坂東彦三郎
【磐石石松】坂東亀蔵
【虎屋竹五郎】中村種之助
【天狗杉松】中村玉太郎
【昼ッ子尾之吉】尾上左近
【お朝】中村鶴松
【妻恋音吉】尾上菊史郎
【金助町兼五郎】尾上菊市郎
【数珠玉房吉】國矢改め澤村精四郎
【御守殿門次】中村吉之丞
【番頭佐五兵衛】市村橘太郎
【雷五郎次】市川男女蔵
【御神輿弥太郎】中村松江
【伊勢屋与兵衛】河原崎権十郎
【女按摩お兼】中村雀右衛門
演目(二)
鷺娘さぎむすめ
配役
【鷺の精】中村七之助

「鷺娘」について詳しくは以下の記事を御覧ください。

第三部「舞鶴雪月花」「天守物語」

第三部では、中村勘九郎中村長三郎なかむらちょうざぶろう親子による「舞鶴雪月花ぶかくせつげつか」。そして坂東玉三郎市川團子いちかわだんこが美しい異界の姫と人間の至上の恋の物語を演じる「天守物語てんしゅものがたり」で今年の歌舞伎座最後の舞台を締めくくります。

上演開始時間
午後6時20分〜
演目(一)
舞鶴雪月花ぶかくせつげつか
上の巻 さくら
中の巻 松虫
下の巻 雪達磨
配役
【桜の精/松虫/雪達磨】中村勘九郎
【松虫】中村長三郎 
演目(二)
天守物語てんしゅものがたり
配役
【富姫】坂東玉三郎
【姫川図書之助】市川團子
【亀姫】中村七之助
【小田原修理】中村歌昇
【侍女撫子】中村歌女之丞
【薄】上村吉弥
【朱の盤坊】市川男女蔵
【舌長姥】市川門之助
【近江之丞桃六】中村獅童

>>歌舞伎座「十二月大歌舞伎」の詳細はコチラ



京都南座

京都四條南座
令和6年(2024)12月に行われる京都南座での歌舞伎公演について紹介します。

吉例顔見世興行

令和6年(2024)12月の京都南座では恒例の「吉例顔見世興行」が行われ、片岡仁左衛門中村梅玉らが出演します。

※出演を予定していた片岡愛之助は負傷のため休演となります。

京都南座「吉例顔見世興行」
日時
令和6年(2024年)12月1日(日)~22日(日)
昼の部 午前10時30分~
夜の部 午後4時~
劇場
京都南座
昼の部
演目(一)
新作歌舞伎
蝶々夫人ちょうちょうふじん
配役
【お蝶】中村壱太郎
【山森酉蔵】中村錦之助
【下女お杉】市川笑三郎
【花月楼女房お駒】中村鴈治郎
演目(二)
三人吉三巴白浪さんにんきちさともえのしらなみ
配役
【お嬢吉三】片岡孝太郎
【お坊吉三】中村隼人
【夜鷹おとせ】上村吉太朗
【和尚吉三】中村錦之助
演目(三)
大津絵道成寺おおつえどうじょうじ
配役
【藤娘】中村壱太郎
【鷹匠】中村壱太郎
【座頭】中村壱太郎
【船頭】中村壱太郎
【鬼】中村壱太郎
【弁慶】中村鷹之資
【犬】中村虎之介
【矢の根の五郎】坂東巳之助
演目(四)
ぢいさんばあさん
配役
【美濃部伊織】市川中車
【宮重久右衛門】中村萬太郎
【久弥妻きく】中村壱太郎
【宮重久弥】中村虎之介
【用人長太夫】中村寿治郎
【石井民之進】市川青虎
【柳原小兵衛】市川笑三郎
【山田恵助】中村隼人
【下嶋甚右衛門】坂東巳之助
【伊織妻るん】中村扇雀
夜の部
演目(一)
元禄忠臣蔵げんろくちゅうしんぐら
配役
【大石内蔵助】片岡仁左衛門
【吉田忠左衛門】中村鴈治郎
【堀部安兵衛】市川中車
【磯貝十郎左衛門】中村隼人
【大石主税】中村鷹之資
【伴得介】市川男寅
【富森助右衛門】市川青虎
【不破数右衛門】片岡松之助
【桑名武右衛門】嵐橘三郎
【鈴木源五右衛門】市川笑三郎
【大高源吾】中村亀鶴
【間十次郎】片岡進之介
【仙石伯耆守】中村梅玉
演目(二)
色彩間苅豆いろもようちょっとかりまめ
かさね
配役
【腰元かさね】中村萬壽
【百姓与右衛門実は久保田金五郎】中村萬太郎
演目(三)
曽我綉俠御所染そがもようたてしのごしょぞめ
御所五郎蔵
配役
【御所五郎蔵】中村隼人
【星影土右衛門】坂東巳之助
【花形屋吾助】嵐橘三郎
【傾城逢州】上村吉太朗
【傾城皐月】中村壱太郎
【甲屋女房お松】片岡孝太郎
演目(四)
越後獅子えちごじし
配役
【角兵衛獅子】中村鴈治郎
【同】中村萬太郎
【同】中村鷹之資

歌舞伎演目「三人吉三巴白浪」「色彩間苅豆」について詳しくは以下の記事を御覧ください。

>>京都南座「吉例顔見世興行」の詳細はコチラ



新橋演舞場

新橋演舞場
令和6年(2024)12月に新橋演舞場で開催される歌舞伎公演について紹介します。

歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」

令和6年(2024)12月の新橋演舞場では、松本幸四郎(当時:染五郎)によって2007年に劇団☆新感線とタッグを組んで上演された舞台「朧の森に棲む鬼おぼろのもりにすむおに」が歌舞伎NEXTとなって上演されます。今回は幸四郎と尾上松也おのえまつやがダブルキャストで交互に主役を勤めるという注目の舞台です。

歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」
日時
令和6年(2024年)11月30日(土)~12月26日(木)
昼の部 午前11時30分~
夜の部 午後5時~
劇場
新橋演舞場
演目
歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」
配役
【ライ/サダミツ】松本幸四郎(ダブルキャスト)
【ライ/サダミツ】尾上松也(ダブルキャスト)
【ツナ】中村時蔵
【シキブ】坂東新悟
【キンタ】尾上右近
【シュテン】市川染五郎
【アラドウジ】澤村宗之助
【ショウゲン】大谷廣太郎
【マダレ】市川猿弥
【ウラベ】片岡亀蔵
【イチノオオキミ】坂東彌十郎

>>歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」の詳細はコチラ



その他の舞台

令和6年(2024)12月に行われる歌舞伎役者が出演する公演について紹介します。

明治座 舞台「応天の門」

明治座
令和6年(2024)12月4日〜22日の期間、東京の明治座では菅原道真と在原業平が活躍する平安時代を舞台にした歴史漫画「応天の門」を原作にした舞台が上演され、中村莟玉なかむらかんぎょくが業平の親戚で道真の級友でもある「紀長谷雄きのはせお」役で出演します。

>>明治座 舞台「応天の門」の詳細はコチラ



まとめ:令和6年12月の歌舞伎の見どころ

令和6年(2024)12月の歌舞伎公演を紹介してきましたがいかがでしょうか? 歌舞伎座は三部構成で「十二月大歌舞伎」が開催され、今年初舞台を踏んだ中村獅童の二人の息子や、来年には襲名披露を行う尾上菊之助らが出演します。京都南座は年末恒例の「吉例顔見世興行」を開催、新橋演舞場では「歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼」が松本幸四郎と尾上松也によるダブルキャストで上演されます。また、明治座では。舞台「応天の門」に中村莟玉が出演します。

瞬く間に過ぎる一年を振り返りながら、今年最後の歌舞伎の舞台を楽しんでくださいね。

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