【2026年1月】歌舞伎公演情報 初芝居で万事“ウマ”くいく!新春を寿ぐ舞台はこれ

【2026年1月】歌舞伎公演情報 初芝居で万事”ウマ”くいく!新春を寿ぐ舞台はこれ

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🎍 2026年(令和8年)の新春歌舞伎は、初芝居にふさわしい豪華ラインナップ!

歌舞伎座では、古典の名作から華やかな舞踊まで、お正月の雰囲気を存分に味わえる舞台が揃いました。
新国立劇場では、恒例の菊五郎劇団の公演でダブル菊五郎が通し狂言で重厚なドラマを魅せます。

🌅 若手の登竜門『新春浅草歌舞伎』には、市川染五郎ら次世代のスターが集結。
新橋演舞場では、市川團十郎と子供たちが共演し、スペクタクルな演出で新年を祝います。

👘 関西も熱い!
大阪松竹座は、来年5月の閉館を控えた“最後の初春公演”。万感の思いがこもった舞台となります。
京都南座では、女形の最高峰・坂東玉三郎が豪華ゲストを迎えての対談を開催。

伝統の継承、若手の飛躍、そして劇場の記憶――。
どこに行こうか迷ってしまうほど贅沢な、2026年1月の歌舞伎公演情報を一挙にご紹介します!

【歌舞伎座】まずはここ!毎月やってる「本家」の公演

初春の歌舞伎座の賑わいイメージ

歌舞伎座は、東京・銀座にある歌舞伎の“本拠地”ともいえる劇場で、毎月ほぼ欠かさず公演が行われています。格式ある空間ながら、チケットの種類も豊富で、初めてでも安心して楽しめる劇場です。

🏛️ 歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」(2026年1月2日〜25日)

📅 公演期間:2026年1月2日(金)~25日(日)

🛏️ 休演日:9日(金)、19日(月)

🏛️ 会場:歌舞伎座
▶ 歌舞伎座の詳細はこちら

☀️ 昼の部(11:00開演)

演目 内容・主な配役
當午歳歌舞伎賑(あたるうまどしかぶきのにぎわい)
一、正札附根元草摺
二、萬歳
三、木挽の闇爭
🎍 お年玉のような豪華3本立て!若手花形からベテランまで勢揃いする祝祭舞踊。

<正札附根元草摺>
【曽我五郎時致】:坂東 巳之助
【小林朝比奈】:中村 歌昇

<萬歳>
【萬歳】:中村 梅玉
【才造】:中村 勘九郎
【才造】:松本 幸四郎

<木挽の闇爭>
【曽我五郎時致】:坂東 巳之助
【曽我十郎祐成】:中村 隼人
【大磯の虎】:坂東 新悟
【秩父庄司重忠】:尾上 右近
【片貝姫】:中村 米吉
【梶原平次景高】:大谷 廣太郎
【月小夜お玉】:市川 笑三郎
【大藤内成景】:中村 松江
【工藤左衛門祐経】:中村 歌昇

蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり) 🕸️ 変化舞踊の決定版!尾上右近が8役早替りで魅せる。
主な配役:
【女童/薬売り/番頭新造/太鼓持/座頭/傾城 実は女郎蜘蛛の精/平井保昌】:尾上 右近
【坂田金時】:坂東 巳之助
【碓井貞光】:中村 隼人
【源頼光】:市川 門之助
源平布引滝 実盛物語(さねもりものがたり) ⚔️ 源平の戦いを背景に、武将の情と奇跡を描く義太夫狂言の名作。
主な配役:
【斎藤別当実盛】:中村 勘九郎
【小万】:中村 七之助
【百姓九郎助】:嵐 橘三郎
【御台葵御前】:坂東 新悟
【瀬尾十郎兼氏】:尾上 松緑
🎯 観劇ポイント:
🎍 昼の部
『當午歳歌舞伎賑』は、タイトル通り午年(うまどし)を祝う華やかな幕開け。「だんまり」では、巳之助・隼人・右近ら花形世代がズラリと並ぶ姿が壮観です。

🕸️ 『蜘蛛絲梓弦』では、尾上右近が驚異の早替りに挑戦!可憐な少女から不気味な蜘蛛の精まで、次々と変わる姿に息つく暇もありません。

⚔️ 『実盛物語』は、勘九郎&七之助の兄弟共演が見どころ。老武者・実盛の知性と情愛、そして小万の壮絶な最期と「腕」にまつわるミステリーなど、物語性もたっぷり楽しめます。

🌙 夜の部(16:00開演)

演目 内容・主な配役
女暫(おんなしばらく) 🌸 豪快な「暫」の女性版!巴御前が舞台狭しと暴れまわる。
主な配役:
【巴御前】:中村 七之助
【舞台番】:松本 幸四郎
【成田五郎】:坂東 亀蔵
【轟坊震斎】:坂東 巳之助
【清水冠者義高】:中村 錦之助
【蒲冠者範頼】:中村 芝翫
鬼次拍子舞(おにじひょうしまい) 👹 長唄の舞踊劇。京の都を舞台に、白拍子と変装した敵役が踊る。
主な配役:
【山樵 実は長田太郎】:尾上 松緑
【白拍子 実は松の前】:中村 萬壽
女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく) 🕯️ 近松門左衛門の傑作世話物。若者の孤独と凶行をリアルに描く。
※配役はAプロ・Bプロの交互出演あり
主な配役:
【河内屋与兵衛】:松本 幸四郎(A)/中村 隼人(B)
【豊嶋屋お吉】:坂東 新悟(A)/中村 米吉(B)
【豊嶋屋七左衛門】:中村 錦之助
【父徳兵衛】:中村 歌六
【小栗錦左衛門】:松本 白鸚(A)/中村 東蔵(B)
🎯 観劇ポイント:
🌙 夜の部
🌸 『女暫』は、普段は男性(荒事)が演じる主役を、美しい中村七之助が演じるのが最大の魅力。華やかさとスカッとする強さを兼ね備えた、お正月にふさわしい祝祭劇です。

🕯️ 『女殺油地獄』は、現代にも起こる不条理な犯罪彷彿とさせる問題作。今回は幸四郎&新悟(Aプロ)と、隼人&米吉(Bプロ)という全く違うカラーのWキャストに注目!
油まみれになりながらの殺し場は、歌舞伎屈指の壮絶さと美しさです。

📢 歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」のチケットなど詳しい公演情報は、以下の公式サイトをご覧ください👇

▶▶ 歌舞伎美人「2026年1月 歌舞伎座 壽 初春大歌舞伎」公演情報 🔗

初心者におすすめのチケットは「一幕見席」

「行ってみたいけど、チケット結構高いな…」
そんなときに頼れるのが「一幕見席(ひとまくみせき)」です。

その名の通り、一幕だけを気軽に観劇できる席で、価格もリーズナブル。
以前は当日並んで購入しなければなりませんでしたが、今は公式サイトで前日の昼12時から購入できるようになりました。

旅行の合間やちょっとした空き時間に、「歌舞伎の世界をのぞいてみたい!」という方にもおすすめの制度です✨

▶▶ 歌舞伎座 一幕見席オンラインチケット 🔗

🎟️ 歌舞伎座U25 当日半額チケット開始!

2025年10月から、25歳以下を対象としたお得な制度がスタートしました。
⚠️ 当日券に残席がある場合のみ、全等級のチケット(幕見席を除く)が定価の半額に!
購入は歌舞伎座地下2階切符売場で、顔写真付き身分証明書が必要です。

  • 対象:観劇日当日に満25歳以下
  • 販売:午前10時~、各部お一人1枚まで
  • 支払い:現金 or クレジット
  • 残席確認:チケットWeb松竹の「空席照会」でOK(ログイン不要)

👉 一度歌舞伎を観てみたいと思っている若い方は、この機会にぜひご検討ください!

▶▶ 歌舞伎座、「歌舞伎座U25 当日半額チケット」販売のお知らせ 🔗

チケットを押さえるなら「松竹歌舞伎会」の入会がおすすめ!

歌舞伎をもっと楽しみたい!という方にぴったりなのが、
松竹が運営する会員制度「松竹歌舞伎会」

歌舞伎座はもちろん、大阪松竹座、京都南座、新橋演舞場などの歌舞伎公演のチケットを一般販売より早く予約できるのが最大の魅力!

年会費や会員ランクに応じて、観劇ポイントが貯まる特典もあり、「年に2〜3回は歌舞伎を観る」という方には十分もとが取れる仕組みになっています。

会員ランクが上がるとさらに早く予約が可能になるので早めの検討がおすすめです!


▶▶ 松竹歌舞伎会 🔗




【浅草公会堂】若手スターの登竜門!熱気あふれる「新春浅草歌舞伎」

新春浅草歌舞伎が行われる浅草公会堂

浅草公会堂は、お正月の浅草の風物詩「新春浅草歌舞伎」の会場です。次代を担う花形俳優たちが大役に挑む“登竜門”的な公演で、若さあふれる熱気と、客席との一体感が魅力。観劇の前後に浅草寺への初詣やグルメを楽しめるのもポイントです。

🏛️ 浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」(2026年1月2日〜26日)

📅 公演期間:2026年1月2日(金)~26日(月)

🛏️ 休演日:9日(金)、19日(月)

🏛️ 会場:浅草公会堂
▶ 浅草公会堂の詳細はこちら

☀️ 第1部(11:00開演)

演目 内容・主な配役
お年玉〈年始ご挨拶〉 🎍 出演俳優による日替わりの年始ご挨拶。
梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
鶴ヶ岡八幡社頭の場
⚔️ 智勇兼備の武将・梶原平三を描く時代物の傑作。
主な配役:
【梶原平三景時】:市川 染五郎
【俣野五郎景久】:市川 男寅
【奴菊平】:中村 鶴松
【囚人剣菱呑助】:中村 吉兵衛
【六郎太夫娘梢】:尾上 左近
【大庭三郎景親】:中村 橋之助
【青貝師六郎太夫】:中村 又五郎

相生獅子(あいおいじし) 🦁 華やかな二人の姫が獅子の精となり勇壮に舞う。
主な配役:
【姫】:中村 鶴松
【姫】:尾上 左近
藤娘(ふじむすめ) 💜 藤の精が恋心を艶やかに踊る、可憐な舞踊の名作。
主な配役:
【藤娘】:中村 莟玉
🎯 観劇ポイント:
🎍 第1部
⚔️ 『梶原平三誉石切』は、染五郎が武に優れ情に厚い梶原平三に挑みます。刀の目利きの緊迫感と、心に秘めた源氏への忠義――。「美学」を持つクールな武将役は、まさに今の染五郎にうってつけです。

🦁 『相生獅子』では鶴松&左近、💜 『藤娘』では莟玉が登場。浅草ならではの若手花形による、目にも鮮やかな舞踊が続きます。お正月らしい華やぎを存分に味わえるラインナップです。

⚔️ 歌舞伎演目『梶原平三誉石切』『藤娘』について詳しくは以下の記事を御覧ください。

🌙 第2部(15:00開演)

演目 内容・主な配役
お年玉〈年始ご挨拶〉 🎍 出演俳優による日替わりの年始ご挨拶。
傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
🎨 通称「吃又(どもまた)」。夫婦の絆が奇跡を起こす情熱的な物語。
主な配役:
【浮世又平後に土佐又平光起】:中村 橋之助
【女房おとく】:中村 鶴松
【将監北の方】:中村 歌女之丞
【土佐将監光信】:中村 橋吾
【狩野雅楽之助】:市川 染五郎
【土佐修理之助】:市川 男寅
男女道成寺(めおとどうじょうじ) 🌸 男と女の狂言師が競い合うように踊る華やかな道成寺物。
主な配役:
【白拍子桜子実は狂言師左近】:尾上 左近
【強力】:中村 橋之助
【強力】:市川 染五郎
【白拍子花子】:中村 莟玉
🎯 観劇ポイント:
🌙 第2部
🎨 『傾城反魂香』は、言葉の不自由な絵師・又平を橋之助が、それを支える健気な女房おとくを鶴松が演じます。妻の思いに応えようと又平が死をも覚悟したとき……。若手二人がぶつかり合う熱い芝居に涙すること間違いなしです。

🌸 『男女道成寺』は、美しい白拍子と思いきや実は…という趣向の舞踊。左近(実は男)と莟玉の踊り比べに加え、橋之助&染五郎が強力(ごうりき)役で並ぶのも豪華!歌舞伎のエッセンスが凝縮された満足度の高い演目です。
※1月18日(日)第2部は「着物で歌舞伎」の日です👘

📢 浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」のチケットなど詳しい公演情報は、以下の公式サイトをご覧ください👇

▶▶ 歌舞伎美人「2026年1月 新春浅草歌舞伎」公演情報 🔗




【新橋演舞場】スペクタクルな演出と成田屋ファミリーの祝祭劇

初春歌舞伎公演が行われる新橋演舞場のイメージ

新橋演舞場は、宙乗りや早替りなど、エンターテインメント性の高い公演が多く行われる大劇場です。お正月は市川團十郎ファミリー(成田屋)による公演が恒例となっており、豪快な荒事や華やかな演出で、新年の幕開けを派手に祝います。

🏛️ 新橋演舞場「初春歌舞伎公演」(2026年1月3日〜27日)

📅 公演期間:2026年1月3日(土)~27日(火)

🛏️ 休演日:8日(木)、15日(木)、22日(木)

🏛️ 会場:新橋演舞場
▶ 新橋演舞場の詳細はこちら

☀️ 昼の部(11:00開演)

演目 内容・主な配役
操り三番叟(あやつりさんばそう) 🎍 人形振りが楽しいご祝儀舞踊。
主な配役:
【三番叟】:市川 右團次
【後見】:市川 九團次
鳴神(なるかみ) ⛈️ 歌舞伎十八番。美女の色香に堕ちる高僧の荒行。
※配役はAプロ・Bプロの交互出演あり
主な配役:
【鳴神上人】:中村 福之助(A)/中村 鷹之資(B)
【雲の絶間姫】:大谷 廣松
熊谷陣屋(くまがいじんや) ⚔️ 戦乱の悲劇と武将の情を描く義太夫狂言の重厚な名作。
※配役はAプロ・Bプロの交互出演あり
主な配役:
【熊谷次郎直実】:市川 團十郎
【源義経】:中村 虎之介
【堤軍次】:中村 鷹之資(A)/中村 福之助(B)
【梶原平次景高】:片岡 市蔵
【弥平兵衛宗清】:市川 男女蔵
【藤の方】:中村 扇雀
【熊谷妻相模】:中村 雀右衛門
寿初春 仕初口上(しぞめこうじょう) 🎌 成田屋のお家芸「にらみ」で一年の邪気を払う。
出演:
市川 團十郎
【後見】:市川 齊入
🎯 観劇ポイント:
🎍 昼の部
⛈️ 『鳴神』は、若手実力派の福之助・鷹之資がA・Bプロで主役を競演。前半のユーモラスなやり取りと、後半の豪快な荒事の対比に注目です。

⚔️ 『熊谷陣屋』では、團十郎が苦悩する武将・熊谷を熱演。妻・相模の雀右衛門、藤の方の扇雀というベテラン女形が脇を固め、涙なしには見られない重厚なドラマを展開します。

🎌 そして必見なのが『仕初口上』。團十郎の「にらみ」を見ると、その年は無病息災で過ごせると言われています。お正月の縁起担ぎには最高のひと幕です。

🌙 夜の部(16:15開演)

演目 内容・主な配役
矢の根(やのね) 🏹 歌舞伎十八番。おおらかで明るいお正月の祝祭劇。
主な配役:
【曽我五郎】:市川 新之助
【曽我十郎】:中村 虎之介
【大薩摩主膳太夫】:市川 男女蔵
【馬士畑右衛門】:片岡 市蔵
児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり) 🐸 巨大なガマガエルも登場!奇想天外なスペクタクル。
主な配役:
【児雷也】:市川 團十郎
【草刈娘 実は深雪姫】:市川 ぼたん
【腰元高嶺】:大谷 廣松
【神矢宗高】:中村 福之助
【月影照義】:中村 虎之介
【奴五百平】:中村 鷹之資
【更科玄蕃】:市川 九團次
【仙素道人】:市川 男女蔵
【山賊夜叉五郎】:市川 右團次
【高砂勇美之助】:中村 扇雀
春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし) 🦁 可憐な小姓から勇壮な獅子へ。舞踊の至宝。
主な配役:
【小姓弥生 後に獅子の精】:市川 團十郎
【胡蝶の精】:市川 ぼたん
【胡蝶の精】:市川 新之助
【用人関口十太夫】:市川 九團次
【家老渋井五左衛門】:市村 家橘
🎯 観劇ポイント:
🌙 夜の部
🏹 『矢の根』では、新之助が曽我五郎を勤めます。まだあどけなさの残る新之助が、顔を真っ赤に塗って荒事を演じる姿は、まさに「歌舞伎の未来」を感じさせる頼もしさです。

🐸 『児雷也』は、團十郎家の「お家芸」とも言えるスペクタクル。妖術使いの児雷也(團十郎)と、ヒロイン深雪姫(ぼたん)の父娘共演が見どころ。

🦁 『春興鏡獅子』は、前半の繊細な女方舞踊と、後半の豪快な毛振りが見もの。ここでも胡蝶の精としてぼたん・新之助が登場し、成田屋ファミリー総出で新春を祝います。

📢 新橋演舞場「初春大歌舞伎」のチケットなど詳しい公演情報は、以下の公式サイトをご覧ください👇

▶▶ 新橋演舞場「2026年1月 初春大歌舞伎」公演情報 🔗




【新国立劇場】じっくり観るならここ!名作と向き合う「通し狂言」

新国立劇場(中劇場)は、初台にあるオペラやバレエの殿堂ですが、建て替え中の国立劇場に代わり、歌舞伎の「通し狂言」が上演されています。物語の最初から最後までをじっくり描く重厚な舞台を、近代的な設備と快適な空間で落ち着いて堪能できます。

🏛️ 新国立劇場 中劇場「令和8年初春歌舞伎公演」(2026年1月5日〜27日)

📅 公演期間:2026年1月5日(月)~27日(火)

⏰ 開演時間:午後1時開演(午後5時終演予定)

🛏️ 休演日:9日(金)、22日(木)

🏛️ 会場:新国立劇場 中劇場(東京・初台)
▶ 新国立劇場の詳細はこちら

🎍 通し狂言 鏡山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)

〜女たちの忠臣蔵!菊五郎・彌十郎・時蔵で描く仇討ちのドラマ〜

演目・場 内容・主な配役
鏡山旧錦絵
四幕七場
序 幕:営中試合の場
二幕目:奥御殿草履打の場
三幕目:長局尾上部屋の場
    塀外烏啼の場
    元の長局尾上部屋の場
大 詰:奥庭仕返しの場
    右大将頼朝花見の場
🎎 「女忠臣蔵」とも呼ばれる人気作。大名屋敷の奥御殿で起きる女たちの争いと仇討ちを描く。

主な配役:
【召使いお初】:八代目 尾上 菊五郎
【局岩藤/北条時政】:坂東 彌十郎
【中老尾上/畠山重忠】:中村 時蔵
【奴伊達平】:坂東 彦三郎
【庵崎求女】:中村 萬太郎
【里見義成】:市村 竹松
【山名重国】:市村 光
【頼朝息女大姫】:中村 玉太郎
【奥女中桐島/牛島主税】:市村 橘太郎
【剣沢弾正】:河原崎 権十郎
【侍女左枝】:市村 萬次郎
【頼朝御台所政子】:中村 魁春
【大江広元】:坂東 楽善
【源頼朝】:七代目 尾上 菊五郎

🎯 観劇ポイント:
👘 歴史的瞬間!七代目&八代目 菊五郎の共演
これが新時代の幕開け!八代目 尾上 菊五郎が、主人の仇を討つ健気なヒロイン・お初を勤め、その舞台を七代目 尾上 菊五郎が源頼朝として重厚に締めます。
「菊五郎」の名を受け継ぐ八代目と、レジェンド七代目が揃う舞台は必見です。

📺️ 「時政パパ」復活!彌十郎の北条時政
坂東 彌十郎の配役に注目!今回は意地悪な局岩藤に加え、なんと北条時政を演じます。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で日本中を沸かせた、あの愛すべき「時政パパ」が歌舞伎の舞台に帰ってきます!憎々しい岩藤との演じ分けも含め、大河ファンにはたまらない配役です。

🌸 17年ぶりの上演!
歌舞伎では17年ぶりとなる名作『鏡山旧錦絵』を通し狂言で。舞台を鎌倉時代に移し、スケールアップした「女たちの忠臣蔵」を楽しめます。

📢 新国立劇場「令和8年初春歌舞伎公演」のチケットなど詳しい公演情報は、以下の公式サイトをご覧ください👇

▶▶ 新国立劇場「2026年1月 令和8年初春歌舞伎公演」公演情報 🔗




【大阪松竹座】来年5月で閉館…!道頓堀のシンボルで迎える最後のお正月

大阪松竹座は、大正時代から100年以上愛されてきた関西歌舞伎の殿堂ですが、老朽化のため2026年5月をもって閉館することが決まっています。ネオ・ルネッサンス様式の美しい劇場で上方歌舞伎を楽しめるのも、このお正月がラストチャンス。華やかで濃厚な舞台を、ぜひその目に焼き付けてください。

🏛️ 大阪松竹座「壽 初春歌舞伎特別公演」(2026年1月7日〜25日)

📅 公演期間:2026年1月7日(水)~25日(日)

🛏️ 休演日:16日(金)
※15日(木)昼の部は学校団体鑑賞あり

🏛️ 会場:大阪松竹座
▶ 大阪松竹座の詳細はこちら

☀️ 昼の部(11:00開演)

演目 内容・主な配役
菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
車引
🌸 歌舞伎の様式美!三つ子の兄弟が敵味方に分かれて対峙する。
主な配役:
【松王丸】:中村 種之助
【梅王丸】:中村 歌之助
【桜丸】:上村 吉太朗
【藤原時平】:市川 猿弥
祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
金閣寺
🏯 桜満開の金閣寺で繰り広げられる絢爛豪華なスペクタクル。
主な配役:
【松永大膳】:中村 鴈治郎
【此下東吉後に真柴久吉】:片岡 愛之助
【雪姫】:中村 壱太郎
【狩野之介直信】:上村 吉弥
【十河軍平実は佐藤正清】:中村 亀鶴
【慶寿院尼】:片岡 孝太郎
らくだ 🐡 上方落語の大ネタを歌舞伎化。死人を踊らせる!?爆笑喜劇。
主な配役:
【紙屑屋久六】:市川 中車
【やたけたの熊五郎】:片岡 愛之助
【家主女房おさい】:市川 猿弥
【らくだの宇之助】:中村 亀鶴
【家主幸兵衛】:中村 鴈治郎
🎯 観劇ポイント:
🎍 昼の部
🌸 『車引』は、種之助・歌之助・吉太朗という若手実力派3人が、歌舞伎独特の「隈取」と衣装で魅せる様式美あふれる一幕。

🏯 『金閣寺』は、鴈治郎・愛之助・壱太郎ら豪華キャストが集結。特に雪姫が桜の花びらで爪先鼠を描くシーンは、幻想的で美しい見せ場です。

🐡 『らくだ』は、笑い納めならぬ「笑い初め」にぴったり!気弱なクズ屋(中車)が酒を飲むにつれて豹変し、乱暴者の熊五郎(愛之助)を圧倒していく様は抱腹絶倒です。

🐂 歌舞伎演目『菅原伝授手習鑑』について詳しくは以下の記事を御覧ください。

🌙 夜の部(16:00開演)

演目 内容・主な配役
女鳴神(おんななるかみ)
龍王ヶ峰岩屋の場
⛈️ 荒事の名作を「女方」で演じる趣向。愛と怒りの変身劇。
主な配役:
【鳴神尼】:片岡 孝太郎
【佐久間玄蕃盛政】:市川 中車
【雲野絶間之助】:中村 鴈治郎
仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
祇園一力茶屋の場
🍶 忠臣蔵七段目。華やかな茶屋で交錯する「本音と嘘」。
主な配役:
【大星由良之助】:片岡 愛之助
【遊女おかる】:中村 壱太郎
【寺岡平右衛門】:中村 種之助
【大星力弥】:中村 歌之助
【鷺坂伴内】:市川 猿弥
【斧九太夫】:市川 中車
京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
鐘供養より押戻しまで
🦁 歌舞伎舞踊の最高峰。恋する乙女から怨霊、そして押戻しへ。
主な配役:
【白拍子花子】:中村 壱太郎
【所化】:中村 歌之助
【所化】:上村 吉太朗
【大館左馬五郎】:中村 鴈治郎
🎯 観劇ポイント:
🌙 夜の部
⛈️ 『女鳴神』は、普段は男性(荒事)が演じる役を尼僧に置き換えた珍しい演目。孝太郎の気品ある尼が、裏切られて怒り狂う変貌ぶりに注目です。

🍶 『七段目(一力茶屋)』は、愛之助演じる由良之助が、敵を欺くために遊興にふける場面。華やかな茶屋遊びの中に秘めた、武士の苦衷と決意が胸を打ちます。

🦁 『娘道成寺』は、壱太郎が踊り尽くします!今回は最後に強力な魔を鎮める「押戻し(鴈治郎)」も登場する豪華版。お正月にふさわしい、見応え満点の舞踊劇です。

👘 歌舞伎演目『道成寺』について詳しくは以下の記事を御覧ください。

📢 大阪松竹座「壽 初春歌舞伎特別公演」のチケットなど詳しい公演情報は、以下の公式サイトをご覧ください👇

▶▶ 大阪松竹座「2026年1月 壽 初春歌舞伎特別公演」公演情報 🔗




【京都南座】日本最古の歴史を持つ劇場で味わう「美」のひととき

南座は、京都・四条大橋のたもとにあり、400年以上の歴史を誇る「日本最古の劇場」です。1月は人間国宝・坂東玉三郎による特別公演が行われ、トークや映像を交えた優雅な時間を提供。冬の京都らしい、しっとりとした情緒を感じられます。

🏛️ 京都南座「坂東玉三郎お正月お年玉」(2026年1月10日〜20日)

📅 公演期間:2026年1月10日(土)~20日(火)

⏰ 開演時間:午後2時~

🏛️ 会場:京都南座
▶ 京都南座の詳細はこちら

🎍 お話とシネマのひととき

現代の女形最高峰で人間国宝の坂東 玉三郎による特別公演。
日替わりのシネマ上映に加え、豪華ゲストとの対談や、衣裳解説など、ここでしか聞けない貴重な「お話」を楽しめます。

日程 内容(お話・シネマ)
1月10日(土)
~12日(月・祝)
🎤 【口上】
~坂東 玉三郎衣裳の魅力~

🎬 【日替りシネマ】
1/10:『阿古屋』
1/11:『京鹿子娘二人道成寺』
1/12:『日本振袖始』

1月13日(火)
~15日(木)
🎤 【対談】
ゲスト:春風亭 小朝
🎬 【日替りシネマ】
1/13:『日高川入相花王』
1/14:『鷺娘』
1/15:『二人藤娘』
&特別プログラム
「越路吹雪物語」
1月16日(金)
~18日(日)
🎤 【対談】
ゲスト:片岡 仁左衛門

🎬 【日替りシネマ】
1/16:『廓文章 吉田屋』
1/17:『桜姫東文章 上の巻』
1/18:『桜姫東文章 下の巻』

1月19日(月) 🎤 【対談】
ゲスト:笑福亭 鶴瓶

🎬 【日替りシネマ】
『籠釣瓶花街酔醒』

1月20日(火) 🎤 【口上】
~坂東 玉三郎衣裳の魅力~

🎬 【日替りシネマ】
『鰯賣戀曳網』

🎯 観劇ポイント:
玉三郎ワールド全開!
お正月の南座は、舞台映像(シネマ)を見ながら、ご本人のお話を聞く贅沢なスタイル。今年は特にゲストが超豪華です!

🤝 1/16~18は、盟友・片岡 仁左衛門が登場!伝説の「孝・玉コンビ」による対談はチケット争奪戦必至。上映される『吉田屋』や『桜姫』も、この二人ならではの名作です。

👘 衣裳解説(1/10-12, 20)では、美のカリスマ・玉三郎のこだわりを直接聞けるチャンス。シネマも『阿古屋』『鷺娘』など、美しさが際立つ作品が揃っています。

📢 京都南座「南座初春特別公演」のチケットなど詳しい公演情報は、以下の公式サイトをご覧ください👇

▶▶ 京都南座「2026年1月 南座初春特別公演 坂東玉三郎お正月お年玉-お話とシネマのひととき-」公演情報 🔗




🎨 歌舞伎以外の公演

歌舞伎俳優が出演する、ジャンルを超えたステージやコラボレーション作品を紹介します。伝統と革新が交わる“もうひとつの舞台”にもご注目ください。

🎨 尾上松也出演 ミュージカル『エリザベート』 🎭

1996年に宝塚歌劇団で初演され、2000年の東宝版以降も愛され続けてきた名作ミュージカル『エリザベート』。2025年公演では尾上松也が、“エリザベート暗殺者ルイジ・ルキーニ”役として出演します。狂言回しとして物語全体を導く重要な役どころで、歌舞伎俳優としての台詞運びと存在感が舞台を引き締めます。

🗓️ 公演日程:

  • 【公演終了】【東京公演】2025年10月10日(金)~11月29日(土) 東急シアターオーブ
  • 【北海道公演】2025年12月9日(火)~12月18日(木) 札幌文化芸術劇場 hitaru
  • 【大阪公演】2025年12月29日(月)~2026年1月10日(土) 梅田芸術劇場メインホール
  • 【福岡公演】2026年1月19日(月)~1月31日(土) 博多座

🏛️ 制作・主催: 東宝株式会社

出演者区分 主な出演
ミュージカル出演 尾上 松也(ルイジ・ルキーニ役・ダブルキャスト)
黒羽 麻璃央(ルキーニ役・ダブルキャスト)
トート:古川 雄大/井上 芳雄/山崎 育三郎
エリザベート:望海 風斗/明日海 りお
🎯 観劇ポイント:
💥 ルキーニは全編を通じて観客に語りかける狂言回し。松也の言葉の力が試される。
🎭 コメディとシリアスを自在に行き来する多面性に注目。
🎤 トートたちとの掛け合いで見せる緊迫感とリズム感が見どころ。
🌟 歌舞伎俳優として培った“語り”の技術がミュージカルでどう昇華するか、必見。

🔗 詳細・最新情報は公式サイトへ:
ミュージカル『エリザベート』公式サイト(tohostage.com)

🎍2026年1月の歌舞伎まとめ:襲名・若手・ファイナルで祝うお正月!🎌

  • 🏛️ 歌舞伎座は『壽 初春大歌舞伎』。
    昼は尾上右近の早替りや若手の祝祭舞踊、夜は七之助の『女暫』や幸四郎・隼人らの『女殺油地獄』と、バラエティ豊か。
  • 🏛️ 浅草公会堂は『新春浅草歌舞伎』。
    中村橋之助市川染五郎ら若手花形が、熱気あふれる芝居で新年の浅草を盛り上げる!
  • 👺 新橋演舞場は『初春歌舞伎公演』。
    市川團十郎ぼたん新之助の成田屋ファミリーが総出演!スペクタクルな演出で魅せるお正月の王道。
  • ㊗️ 新国立劇場では『鏡山旧錦絵』を通し狂言で。
    恒例の菊五郎劇団公演!ダブル菊五郎の共演や、坂東彌十郎(時政パパ復活!)も出演する歴史的舞台。
  • 🐙 大阪松竹座は『壽 初春歌舞伎特別公演』。
    来年5月の閉館を前に、道頓堀で迎える最後のお正月鴈治郎愛之助ら上方勢が濃密な芸を披露。
  • 🍵 京都南座は『坂東玉三郎お正月お年玉』。
    シネマとお話で過ごす優雅なひととき。片岡仁左衛門ら超豪華ゲストとの対談は見逃せない!
  • 🎩 尾上松也は博多座でミュージカル『エリザベート』。
    狂言回し・ルキーニ役として、九州の地でその存在感を見せつける!

✅️ 2026年の幕開けは、まさに百花繚乱。
新しい名前の誕生を見届けるか、劇場の最期を惜しむか、若手のエネルギーを浴びるか――。
あなたにぴったりの“初芝居”で、素晴らしい一年をスタートさせてください! 🐍✨




参考資料

歌舞伎公式総合サイト『歌舞伎美人』
歌舞伎座 公式サイト
歌舞伎 on the web

※本記事の制作について
一部AIを用いたライティング・画像編集支援を行っていますが、最終的な編集・事実確認・表現調整はすべて人の手で行っております

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