【2021年11月】歌舞伎公演情報 伝統の顔見世大歌舞伎で花形役者が競う

【2021年11月】歌舞伎公演情報 伝統の顔見世大歌舞伎で花形役者が競う

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令和3年(2021年)11月歌舞伎公演情報を、歌舞伎公演劇場演目配役歌舞伎役者に関する他の舞台などについて紹介します。

11月の歌舞伎座は、恒例の「吉例顔見世大歌舞伎きちれいかおみせおおかぶき」が行われます。松本白鸚まつもとはくおう尾上菊五郎おのえきくごろう片岡仁左衛門かたおかにざえもんといった大御所が出演しますが、これからの歌舞伎界を担っていく松本幸四郎まつもとこうしろう市川猿之助いちかわえんのすけなどの中堅から若手役者が揃う演目もあります。

国立劇場では中村芝翫なかむらしかんが主役の熊谷直実を演じる「一谷嫩軍記いちのたにふたばぐんき」が上演され、中村勘九郎なかむらかんくろう七之助しちのすけ兄弟は赤坂大歌舞伎に登場し、市川海老蔵いちかわえびぞうは自身の新しい取り組みである「Earth&Human(アースアンドヒューマン)」で特別公演を披露します。

歌舞伎以外では、中村梅玉中村魁春中村莟玉が石川県立音楽堂で舞踊を披露し、尾上松也は自身が参加するユニット「IMYあいまい」による初舞台を披露します。

令和三年の歌舞伎公演も残り少なくなってきましたが、緊急事態宣言も解除された中で歌舞伎観劇に出かける参考にしてくださいね。

※ここで掲載されているのは2021年10月17日の時点の情報です。今後、配役などが変更される可能性がありますので、チケットの購入や観劇の際には松竹や各劇場の公式サイトを必ずご確認ください。

歌舞伎座

歌舞伎座正面
2021年11月、歌舞伎の総本山とも言える歌舞伎座で行われる「吉例顔見世大歌舞伎きちれいかおみせおおかぶき」の公演情報を紹介します。
 

歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎

江戸時代の歌舞伎の芝居小屋では、出演する役者が11月に新しくなって観客に顔を見せていたことから、「顔見世かおみせ」と呼ばれていました。歌舞伎座では現在もその名称だけが受け継がれて、「吉例顔見世大歌舞伎きちれいかおみせおおかぶき」となっています。(京都南座では12月が「吉例顔見世興行)

歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」
日時
令和3年(2021年)11月1日(月)~26日(金)
※休演日 8日(月)、18日(木)
チケット発売日
「松竹歌舞伎界」ゴールド会員:10月11日(月)~
「松竹歌舞伎界」特別会員:10月12日(火)~
「松竹歌舞伎界」会員:10月13日(水)~
一般販売:10月14日(木)~
窓口販売・お引取り:10月16日(土)~
劇場
歌舞伎座

第一部 「神の鳥」「井伊大老」

第一部では、片岡愛之助かたおかあいのすけ中村壱太郎なかむらかずたろうらによる舞踊「神の鳥こうのとり」と、松本白鸚まつもとはくおうが幕末に起きた桜田門外の変で暗殺された井伊直弼を演じる「井伊大老いいたいろう」が上演されます。

上演開始時間
午前11時~
演目(一)
神の鳥こうのとり
配役
【狂言師右近実はこうのとり(雄鳥)/山中鹿之介幸盛】片岡愛之助
【狂言師左近実はこうのとり(雌鳥)】中村壱太郎
【仁木入道】中村種之助
【傾城柏木】上村吉弥
【赤松満祐】中村東蔵
演目(二)
井伊大老いいたいろう
配役
【井伊直弼】松本白鸚
【仙英禅師】中村歌六
【老女雲の井】市川高麗蔵
【お静の方】中村魁春

>>歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」の詳細はコチラ

第二部 「寿曽我対面」「連獅子」

第二部では、坂東三津五郎七回忌追善狂言として曽我兄弟の仇討ちで有名な「寿曽我対面ことぶきそがのたいめん」が上演され、三津五郎の息子・坂東巳之助ばんどうみのすけが曽我五郎で登場し、敵役の工藤祐経を演じる尾上菊五郎おのえきくごろうと相対します。「連獅子れんじし」には、平成23年以来となる片岡仁左衛門かたおかにざえもんと孫の片岡千之助かたおかせんのすけ(当時11歳)の共演が見られます。

上演開始時間
午後2時30分~
演目(一)
坂東三津五郎七回忌追善狂言
寿曽我対面ことぶきそがのたいめん
配役
【工藤左衛門祐経】尾上菊五郎
【曽我五郎時致】坂東巳之助
【曽我十郎祐成】中村時蔵
【小林朝比奈】尾上松緑
【八幡三郎】坂東彦三郎
【梶原平次景高】坂東亀蔵
【化粧坂少将】中村梅枝
【秦野四郎】中村萬太郎
【近江小藤太】河原崎権十郎
【梶原平三景時】市川團蔵
【大磯の虎】中村雀右衛門
【鬼王新左衛門】市川左團次
【後見】坂東秀調
演目(二)
連獅子れんじし
配役
【狂言師右近後に親獅子の精】片岡仁左衛門
【狂言師左近後に仔獅子の精】片岡千之助
【浄土僧専念】市川門之助
【法華僧日門】中村又五郎

>>歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」の詳細はコチラ

歌舞伎演目「寿曽我対面」「連獅子」について詳しくは以下の記事を御覧ください。

第三部 「花競忠臣顔見勢」

第三部では、松本幸四郎まつもとこうしろう市川猿之助いちかわえんのすけらが登場する「花競忠臣顔見勢はなくらべぎしのかおみせ」が上演されます。猿之助が演出も務めるこの演目は、猿之助四十八撰の一つ「二十四時忠臣蔵」を元にした内容だそうで、若手役者が多く出演する華やかな顔見世の舞台になりそうですね。

上演開始時間
午後6時〜
演目
花競忠臣顔見勢はなくらべぎしのかおみせ
《序幕》
第一場 鶴ヶ岡八幡社頭の場
第二場 桃井館奥書院の場
第三場 稲瀬川々端の場
第四場 芸州侯下屋敷の場
第五場 同 門外の場
《大詰》
第一場 槌谷邸奥座敷の場
第二場 高家奥庭泉水の場
第三場 元の槌谷邸の場
第四場 花水橋引揚げの場
配役
【顔世御前後に葉泉院/大鷲文吾】尾上右近
【河瀬六弥】中村歌之助
【源蔵姉おさみ】市川笑也
【高師直/戸田の局/河雲松柳亭】市川猿之助
【晋其角】市川猿弥
【大星由良之助】中村歌昇
【井浪伴左衛門】松本錦吾
【桃井若狭之助/清水大学】松本幸四郎
【足利直義/お園】坂東新悟
【寺岡平右衛門】澤村宗之助
【大星力弥】中村鷹之資
【塩冶判官/槌谷主税】中村隼人
【龍田新左衛門】大谷廣太郎
【赤垣源蔵】中村福之助
【小浪】中村米吉
※五十音順

>>歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」の詳細はコチラ



国立劇場

国立劇場
国立劇場では中村芝翫が主演の「一谷嫩軍記いちのたにふたばぐんきが上演されます。金曜日には午後も上演され、開演前には中村橋之助によるみどころの解説や、くじ引きでの劇場グッズのプレゼントなどのスペシャルイベントも開催されます。
 

令和3年11月歌舞伎公演『一谷嫩軍記』

令和3年11月歌舞伎公演『一谷嫩軍記』
日時
令和3年(2021年)11月2日(火)~25日(木)
※休演日 10日(水)、18日(木)
《昼の部》12時開演(午後2時50分終演予定)
《夜の部》午後5時開演(午後7時50分終演予定)
※夜の部は金曜日のみ
劇場
国立劇場大劇場
演目
一谷嫩軍記いちのたにふたばぐんき
《序幕》御影浜浜辺の場
《二幕目》生田森熊谷陣屋の場
配役
【熊谷次郎直実】中村芝翫
【源義経】中村錦之助
【梶原平次景高】中村松江
【経盛室藤の方】中村児太郎
【堤軍次】中村橋之助
【庄屋孫右衛門】中村寿治郎
【番場の忠太】中村亀鶴
【熊谷妻相模】片岡孝太郎
【白毫の弥陀六実ハ弥平兵衛宗清】中村鴈治郎

>>令和3年11月歌舞伎公演『一谷嫩軍記』の詳細はコチラ



TBS赤坂ACTシアター

東京のTBS赤坂ACTシアターでは、中村勘九郎・七之助兄弟を中心にTBS開局70周年の記念公演が行われます。この公演後には劇場の大規模改修が予定されており、大きな節目となる公演になります。
 

TBS開局70周年記念「赤坂大歌舞伎」

TBS開局70周年記念「赤坂大歌舞伎」
劇場
TBS赤坂ACTシアター
チケット発売日
9月25日(土)~
日時
令和3年(2021年)11月11日(木)~26日(金)
午後2時~
※休演日 18日(木)
演目(一) 
廓噺山名屋浦里さとのうわさやまなやうらざと
演目(二) 
越後獅子えちごじし
演目(三) 
宵赤坂俄廓景色よいのあかさかにわかのさとげしき
出演
中村勘九郎
中村七之助
中村勘太郎
中村虎之介
中村鶴松
中村長三郎
中村扇雀
片岡亀蔵

>>TBS開局70周年記念「赤坂大歌舞伎」の詳細はコチラ



自主公演・その他公演

歌舞伎役者が主催する自主公演やその他の公演について紹介します。
 

伝統芸能 華の舞

市川右團次を中心とした歌舞伎の地方巡業公演「伝統芸能 華の舞」が、10/14〜11/23の期間に全国各地で開催されます。

伝統芸能 華の舞
日時 劇場
10/14(木) 
16:00開演
アルカスSASEBO 大ホール(長崎県)※公演終了
10/15(金)
19:00開演
鹿屋市文化会館(鹿児島県)※公演終了
10/23(土)
13:30開演 /18:00開演
北とぴあ さくらホール(東京都)
10/26(火)
13:30開演
JMSアステールプラザ(広島県)
10/27(水)
13:30開演
レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール(香川県)
10/29(水)
14:00開演
10/30(木)
11:00開演 /15:00開演
京都南座(京都府)
10/31(木)
13:30開演 /17:00開演
兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール(兵庫県)
11/1(金)
14:00開演
北國新聞赤羽ホール(石川県)
11/6(土)
12:00開演 /15:30開演
バロー文化ホール(多治見市文化会館)(岐阜県)
11/9(火)
13:30開演
和光市民文化センターサンアゼリア(埼玉県)
11/12(金)
13:30開演
府中の森芸術劇場どりーむホール(東京都)
11/14(日)
14:00開演
岡崎市民会館 あおいホール(愛知県)
11/18(木)
13:30開演
君津市民文化ホール(千葉県)
11/20(土)
13:30開演
三島市民文化会館(静岡県)
11/21(日)
13:30開演
クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)(神奈川県)
11/23(火・祝)
13:30開演 /17:00開演
南海浪切ホール(大阪府)
演目(一)
楠木正成二題 能楽独調 「楠露くすのつゆ」、素踊り「楠公なんこう
出演
市川右團次
市川右近
市川弘太郎
大谷廣松
演目(二)
歌舞伎十八番の内 「鳴神なるかみ
出演
【鳴神上人】 市川右團次
【所化白雲坊】 大谷廣松
【所化黒雲坊】 市川弘太郎
【雲の絶間姫】 市川笑三郎

伝統芸能 華の舞の詳細はコチラ




 

市川海老蔵特別講演 Earth&Human

「地球上の美しい自然や文化を未来の子どもたちへ引き継いでいくため、人間の暮らしの基盤となる持続可能な地球環境の実現に寄与すること」を目的として市川海老蔵いちかわえびぞうが企画した特別公演が全国各地で開催されます。

市川海老蔵特別講演 Earth&Human
日時 劇場
10/28(木) 
14:00開演
弁天座(高知県)
11/9(火)
13:00開演
富士市文化会館ロゼシアター(静岡県)
11/12(金)
13:00開演
敦賀市民文化センター(福井県)
11/14(日)
13:00開演
飯能市市民会館(埼玉県)
11/17(水)
13:00開演
森のホール21(松戸市文化会館)(千葉県)
11/19(金)
13:00開演
相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)(神奈川県)
11/23(火・祝)
13:00開演/16:00開演
よみうり大手町ホール(東京都)
11/24(水)
13:00開演
たましんRISURUホール(立川市市民会館)(東京都)
演目(一)
素踊り「三番叟さんばそう
スペシャルトーク
司会者
10/28、11/14 篠原真衣
11/9、11/12 安田カナ
11/17 市川九團次
11/19、11/24 藤岡沙也香
11/23昼 新行市佳(ニッポン放送アナウンサー)
11/23夜 青山倫子
演目(二)
素踊り「延年の舞えんねんのまい
演目(三)
能楽
10/28 能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』
11/9 能楽連吟『安宅』/能楽一調『船弁慶』
11/12 能楽一調『橋弁慶』/能楽一調『勧進帳』
11/14 能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』
11/17  能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』
11/19  能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』
11/23 能楽連吟『高砂』/能楽仕舞『船弁慶』
11/24 能楽一調『屋島』/能楽一調『勧進帳』
出演
市川海老蔵

>>市川海老蔵特別講演 Earth&Human の詳細はコチラ





 

名手・名匠 邦楽と舞踊の会

さまざまなジャンルの伝統邦楽と舞踊の達人を招いて、現代最高の古典芸能を堪能できる舞台が石川県立音楽堂で開催され、中村梅玉中村魁春中村莟玉が舞踊で出演します。

名手・名匠 邦楽と舞踊の会
日時
11/27(土) 
14:00開演
劇場
石川県立音楽堂 邦楽ホール(石川県)
演奏曲目
尺八本曲 普大寺 「虚鈴」
山田流箏曲 「須磨の嵐」
舞踊 荻江節「鐘の岬」(藤間勘祖振付)
舞踊 荻江節「笛を吹く人」(藤間勘祖振付)
出演
【尺八】 善養寺惠介
【箏】 山勢松韻(人間国宝)
【舞踊】 中村梅玉、中村魁春、中村莟玉

>>名手・名匠 邦楽と舞踊の会の詳細はコチラ
 

あいまい劇場 其之壱 あくと

尾上松也が俳優の山崎育三郎、城田優とユニットを組んだ「IMYあいまい」による初めての舞台がEXシアター六本木で開催されます。オムニバス形式で構成された全4話のIMYによるオリジナルストーリーです。

あいまい劇場 其之壱 あくと
日時
令和3年(2021年)11/20(土)〜12/5(月)
※休演日 11/25日(木)、11/30日(火)
劇場
EXシアター六本木(東京都)
出演
山崎育三郎
尾上松也
城田優
皆本麻帆
清水美依紗
キムラ緑子

あいまい劇場 其之壱 あくとの詳細はコチラ



まとめ:令和3年11月は恒例の吉例顔見世大歌舞伎

令和3年11月の歌舞伎公演情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか?

11月の歌舞伎座は、江戸時代から続く「吉例顔見世大歌舞伎」が開催されます。第一部では片岡愛之助中村壱太郎が共演し、松本白鸚が井伊直助を演じます。第二部では坂東三津五郎の追善狂言に息子の坂東巳之助尾上菊五郎が登場し、第三部では松本幸四郎市川猿之助に若手役者も多く登場し花のある舞台を披露します。

国立劇場では中村芝翫主演の公演が行われ、中村勘九郎・七之助兄弟赤坂大歌舞伎の節目となる公演を行います。

市川海老蔵は自身の企画公演Earth&Humanで地球環境や伝統文化を大切にすることのメッセージを発信し、市川右團次は先月からの伝統芸能 華の舞を各地で開催しています。

中村梅玉は弟の中村魁春、養子の中村莟玉と伝統芸能の舞台で舞踊を披露し、尾上松也は自身のユニット・IMYで初舞台を行います。

令和三年も残り少なくなってきますが、緊急事態宣言も解除されて来年は元の歌舞伎公演に戻れることを祈って観劇してみませんか?

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