【2023年5月】歌舞伎公演情報 若武者が初陣を飾る五月の團菊祭

【2023年5月】歌舞伎公演情報 若武者が初陣を飾る五月の團菊祭

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令和5年(2023)5月歌舞伎公演情報を、劇場演目配役などについて紹介していきます。

2023年5月の歌舞伎座は、「團菊祭五月大歌舞伎」が開催され、尾上菊五郎おのえきくごろうの孫である寺島眞秀が尾上眞秀おのえまほろを名乗っての初舞台になり、市川團十郎いちかわだんじゅうろうは「十二世市川團十郎十年祭」の演目に出演します。

姫路城では平成中村座が開催され、中村勘九郎なかむらかんくろう中村七之助なかむらしちのすけが出演。創業150周年を迎える明治座では市川猿之助いちかわえんのすけが宙乗りや早替りを披露、京都南座では歌舞伎鑑賞教室が開催されます。

5月は連休もあるので、ぜひ歌舞伎観劇の参考にしてください。

歌舞伎座

歌舞伎座
2023年5月、歌舞伎の総本山とも言える歌舞伎座で行われる「團菊祭五月大歌舞伎」の公演情報を紹介します。

團菊祭五月大歌舞伎

2023年5月の歌舞伎座は「團菊祭五月大歌舞伎」として開催され、尾上菊五郎の孫であり、女優・寺島しのぶの長男である寺嶋眞秀が初代・尾上眞秀を名乗っての初舞台となります。

>>初代尾上真幌初舞台について

「團菊祭五月大歌舞伎」 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)5月2日(火)~27日(土)
※休演日 10日(水)、17日(水)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
チケット発売日
「松竹歌舞伎界」ゴールド会員:4月11日(火)~
「松竹歌舞伎界」特別会員:4月12日(水)~
「松竹歌舞伎界」会員:4月13日(木)~
一般販売:4月14日(金)~
窓口販売・お引取り:4月16日(日)~
劇場
歌舞伎座

昼の部  「寿曽我対面」「若き日の信長」「音菊眞秀若武者」

昼の部では中村梅玉なかむらばいぎょくを中心に「寿曽我対面ことぶきそがのたいめん」が上演され、十二世市川團十郎十年祭として上演される「若き日の信長」では、当代の市川團十郎いちかわだんじゅうろうが信長を勤めます。そして「音菊眞秀若武者おとにきくまことのわかむしゃ」では初代・尾上眞秀が初舞台を踏み、祖父・尾上菊五郎や叔父・尾上菊之助と共演します。

上演開始時間
午前11時~
演目(一)
寿曽我対面ことぶきそがのたいめん
配役
【工藤左衛門祐経】中村梅玉
【曽我五郎時致】尾上松也
【曽我十郎祐成】尾上右近
【小林朝比奈】坂東巳之助
【化粧坂少将】坂東新悟
【八幡三郎】中村莟玉
【梶原平次景高】中村吉之丞
【近江小藤太】中村亀鶴
【梶原平三景時】大谷桂三
【鬼王新左衛門】大谷友右衛門
【大磯の虎】中村魁春
演目(二)
十二世市川團十郎十年祭
若き日の信長
配役
【織田上総之介信長】市川團十郎
【木下藤吉郎】市川右團次
【弥生】中村児太郎
【五郎右衛門】市川男女蔵
【甚左衛門】大谷廣松
【監物】市川九團次
【林美作守】片岡市蔵
【僧覚円】市川齊入
【林佐渡守】市村家橘
【平手中務政秀】中村梅玉
演目(三)
音菊眞秀若武者おとにきくまことのわかむしゃ
初代尾上眞秀初舞台
配役
【岩見重太郎】尾上眞秀
【弓矢八幡】尾上菊五郎
【長坂趙範】尾上松緑
【藤波御前】尾上菊之助
【大伴家茂】市川團十郎
【渋谿監物】坂東彦三郎
【趙範手下鷹造】坂東亀蔵
【腰元梅野】中村梅枝
【村の若い者萬兵衛】中村萬太郎
【同 光作】坂東巳之助
【同 佑蔵】尾上右近
【重臣布勢掃部】市川團蔵
【局高岡】中村時蔵
【重臣二上将監】坂東楽善

夜の部  「宮島のだんまり」「達陀」「梅雨小袖昔八丈」

夜の部では、 歌舞伎特有の演出である“だんまり”が見ものの「宮島のだんまり」、壮麗な舞踊劇の「達陀」、“髪結新三”として有名な世話物の名作「梅雨小袖昔八丈つゆこそでむかしはちじょう」が上演されます。

上演開始時間
午後4時〜
演目(一)
宮島のだんまり
配役
【傾城浮舟太夫実は盗賊袈裟太郎】中村雀右衛門
【畠山庄司重忠】中村又五郎
【典侍の局】中村梅枝
【悪七兵衛景清】中村歌昇
【相模五郎】中村萬太郎
【大江広元】尾上右近
【白拍子祇王】中村種之助
【御守殿おたき】中村歌女之丞
【浪越采女之助】中村東蔵
【平相国清盛】中村歌六
演目(二)
春をよぶ二月堂お水取り
達陀だったん
配役
【僧集慶】尾上松緑
【青衣の女人】中村梅枝
【幻想の集慶】尾上左近
【練行衆】片岡市蔵
【同】中村松江
【同】中村歌昇
【同】中村萬太郎
【同】坂東巳之助
【同】坂東新悟
【同】尾上右近
【同】大谷廣太郎
【同】中村種之助
【同】中村児太郎
【同】中村鷹之資
【同】中村莟玉
【同】中村玉太郎
【同】市村橘太郎
【同】中村吉之丞
【堂童子】坂東亀蔵
演目(三)
梅雨小袖昔八丈つゆこそでむかしはちじょう
髪結新三
配役
【髪結新三】尾上菊之助
【弥太五郎源七】坂東彦三郎
【手代忠七】中村萬太郎
【お熊】中村児太郎
【車力善八】尾上菊市郎
【勝奴】尾上菊次
【家主女房おかく】市村萬次郎
【家主長兵衛】河原崎権十郎
【加賀屋藤兵衛】中村錦之助
【後家お常】中村雀右衛門

>>歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の詳細はコチラ



平成中村座

令和5年(2023)5月に行われる平成中村座公演について紹介します。

平成中村座姫路城公演

令和5年(2023)5月、平成中村座が姫路城の特設ステージで開催され、中村勘九郎中村七之助らが登場します。

平成中村座姫路城公演 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)5月3日(水・祝)~27日(土)
第一部 12時〜
第二部 16時〜
【休演】10日(水)、18日(木)、23日(火)第二部
会場
姫路城三の丸広場内 特設劇場
第一部
演目(一)
播州皿屋敷ばんしゅうさらやしき
配役
【浅山鉄山】中村橋之助
【腰元お菊】中村虎之介
【岩渕忠太】片岡亀蔵
演目(二)
鰯賣戀曳網いわしうりこいのひきあみ
配役
【鰯賣猿源氏】中村勘九郎
【傾城蛍火】中村七之助
【博労六郎左衛門】中村橋之助
【傾城薄雲】中村鶴松
【亭主】片岡亀蔵
【海老名なあみだぶつ】中村扇雀
第二部
演目(一)
棒しばり
配役
【次郎冠者】中村勘九郎
【太郎冠者】中村橋之助
【曽根松兵衛】中村扇雀
演目(二)
天守物語てんしゅものがたり
配役
【天守夫人富姫】中村七之助
【姫川図書之助】中村虎之介
【朱の盤坊】中村橋之助
【亀姫】中村鶴松
【小田原修理】片岡亀蔵
【舌長姥/近江之丞桃六】中村勘九郎
【薄】中村扇雀

歌舞伎演目「棒しばり」について詳しくは以下の記事を御覧ください。

>>平成中村座姫路城公演の詳細はコチラ



明治座

明治座
令和5年(2023)5月の東京・明治座で行われる公演について紹介します。

市川猿之助奮闘歌舞伎公演

令和五年(2023)5月の東京・明治座では、創立150周年を記念して市川猿之助奮闘歌舞伎公演が開催されます。市川猿之助が宙乗りや早替りを勤め、中村壱太郎中村米吉中村隼人ら若手花形役者も明治座の150周年に花を添えます。

明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)5月3日(水・祝)~28日(日)
昼の部 午前11時30分~
夜の部 午後4時~
※18日は午後5時、28日は午後4時30分開演
※5月28日(日)は「花形公演」として、昼の部・夜の部ともに『御贔屓繋馬』を配役を替えて上演。
【休演】10日(水)、17日(水)
劇場
明治座
昼の部
演目
歌舞伎スペクタクル
不死鳥よ 波濤を越えてふしちょうよ はとうをこえて
―平家物語異聞―
配役
【平知盛】市川猿之助
【白拍子若狭/紫蘭】中村壱太郎
【衛紹王】中村米吉
【楊乾竜】中村隼人
【蓮花】市川男寅
【佐伯義澄】中村福之助
【伊藤利正】中村歌之助
【難波盛広】市川青虎
【宰相武完】下村青
【監物為春】嘉島典俊
【師の尼】市川笑三郎
【白拍子陽炎】市川笑也
【入江相政】市川猿弥
【景山高次】石橋正次
【平通盛】中村鴈治郎
夜の部
演目
三代猿之助四十八撰の内
御贔屓繫馬ごひいきつなぎうま
大喜利所作事 蜘蛛の絲宿直噺
配役
【相馬太郎良門】市川猿之助
【女童熨斗美】市川猿之助
【小姓澤瀉】市川猿之助
【番新八重里】市川猿之助
【太鼓持彦平】市川猿之助
【傾城薄雲実は土蜘蛛の精】市川猿之助
【桔梗の前】中村米吉
【台屋の四郎次/源頼光】中村隼人
【滝夜叉姫】市川男寅
【御厨正頼/碓井貞光】中村福之助
【卜部季武】中村歌之助
【百足のお百】市川團子
【石蜘法印/坂田金時】市川青虎
【仲居お万】市川寿猿
【熊手のお爪】下村青
【猪熊入道】嘉島典俊
【金時女房八重菊】市川笑三郎
【貞光女房桐の谷】市川笑也
【伊賀寿太郎/平井保昌】市川猿弥
【渡辺綱】市川中車
【源仲光】市川門之助

>>明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の詳細はコチラ



京都南座

京都四條南座
令和5年(2023)5月の京都南座では歌舞伎鑑賞教室が開催されます。

歌舞伎鑑賞教室

京都南座の歌舞伎鑑賞教室では、まず「歌舞伎の講釈」で歌舞伎についての解説があり、その後「妹背山婦女庭訓いもせやまおんなていきん」が上演されます。

京都南座「歌舞伎鑑賞教室」 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)5月12日(金)~5月21日(日)
【開演】午前11時、午後2時
【休演】3月8日(水)、15日(水)、22日(水)、29日(水)、4月5日(水)
劇場
京都南座
演目(一)
歌舞伎の講釈
解説
旭堂南龍
演目(二)
妹背山婦女庭訓いもせやまおんなていきん
配役
【杉酒屋娘お三輪】上村吉太朗
【入鹿妹橘姫】片岡りき彌
【烏帽子折求女実は藤原淡海】片岡千次郎

>>京都南座「歌舞伎鑑賞教室」の詳細はコチラ



まとめ:5月はやはり團菊祭に注目

令和5年(2023)5月の歌舞伎公演は、やはり歌舞伎座團菊祭での寺島しのぶ長男・尾上眞秀の初舞台が注目です。姫路城の特設会場で行われる平成中村座や、明治座150周年記念の市川猿之助奮闘歌舞伎公演も目が離せません。歌舞伎が初めての人には京都南座の歌舞伎鑑賞教室もおすすめです。

5月は外に出たくなる爽やかな新緑の季節です。ぜひ歌舞伎の舞台にも足を運んでみてくださいね。

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