【2021年9月】歌舞伎公演情報 秋の兆しを感じながら歌舞伎を見よう!

【2021年9月】歌舞伎公演情報 秋の兆しを感じながら歌舞伎を見よう!

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令和3年(2021年)9月歌舞伎公演情報を、歌舞伎公演劇場演目配役歌舞伎役者に関する他の舞台などについて紹介します。

9月の歌舞伎座は依然として三部制での上演となりますが、坂東玉三郎による「四谷怪談」など興味深い演目が並びます。京都南座では中村獅童による「超歌舞伎」も行われ、バーチャルアイドル初音ミクと共演し、尾上菊之助は国立文楽劇場で五役早変わりを披露します。

暑い夏が終わりを告げ、秋の兆しを感じ始める9月の歌舞伎観劇の参考にしてくださいね。

※ここで掲載されているのは2021年9月14日の時点の情報です。今後、配役などが変更される可能性がありますので、チケットの購入や観劇の際には松竹や各劇場の公式サイトを必ずご確認ください。

歌舞伎座

歌舞伎座正面
2021年9月、歌舞伎の総本山とも言える歌舞伎座で行われる「九月大歌舞伎」の公演情報を紹介します。

歌舞伎座「九月大歌舞伎」では、第一部で六代目中村歌右衛門二十年祭七代目中村芝翫十年祭と銘打った舞台として「お江戸みやげ」「須磨の写絵すまのうつしえ」が上演され、それぞれ縁のある中村芝翫中村梅玉が主役を務めます。第二部では、松本幸四郎による、「盛綱陣屋もりつなじんや」と中村時蔵による「女伊達」。第三部では坂東玉三郎がお岩さんを演じる、「東海道四谷怪談とうかいどうよつやかいだん」。となっています。

※第二部の舞台関係者5名がPCR検査で陽性反応が出たことを受けて第二部は9/2〜9/6まで公演中止となり、9/7から一部配役を変更して上演していましたが、9/15に中村歌昇、9/16に中村隼人が復帰して、本来の配役での上演となります。第一部、第三部は通常通り行われます。詳しくは以下のリンクを御覧ください。

>>歌舞伎座「九月大歌舞伎」第二部、中村歌昇、中村隼人 出演についてのお知らせ
 

歌舞伎座 九月大歌舞伎

歌舞伎座「九月大歌舞伎」
日時
令和3年(2021年)9月2日(木)~27日(月)
※休演日 9日(木)、21日(火)
※第二部のみ9/2〜9/6まで休演
チケット発売日
「松竹歌舞伎界」ゴールド会員:8月11日(水)~
「松竹歌舞伎界」特別会員:8月12日(木)~
「松竹歌舞伎界」会員:8月13日(金)~
一般販売:8月14日(土)~
窓口販売・お引取り:8月16日(月)~
劇場
歌舞伎座

第一部 「お江戸みやげ」「須磨の写絵」

第一部は六代目中村歌右衛門二十年祭七代目中村芝翫十年祭と銘打たれた舞台になり、二人の名優にゆかりのある役者が多く出演します。

上演開始時間
午前11時~
演目(一)
お江戸みやげ
配役
【お辻】 中村芝翫
【おゆう】 中村勘九郎
【阪東栄紫】 中村七之助
【角兵衛獅子兄】 中村福之助
【角兵衛獅子弟】 中村歌之助
【小女みの】 中村玉太郎
【女中お長】 中村梅花
【お紺】 中村莟玉
【鳶頭六三郎】 中村松江
【常磐津文字福】 中村福助
【常磐津文字辰】 中村東蔵
演目(二)
須磨の写絵すまのうつしえ 行平名残の巻
配役
【在原行平】 中村梅玉
【海女村雨】 中村児太郎
【海女松風】 中村魁春

>>歌舞伎座「九月大歌舞伎」の詳細はコチラ

第二部 「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」「女伊達」

第二部では松本幸四郎が主演を務める「盛綱陣屋もりつなじんや」と、中村時蔵が女侠客を務める舞踊、「女伊達おんなだて」が上演されます。

※第二部の舞台関係者5名がPCR検査で陽性反応が出たことを受けて第二部は9/2〜9/6まで公演中止となり、9/7から一部配役を変更して上演していましたが、9/15に中村歌昇、9/16に中村隼人が復帰して、本来の配役での上演となります。第一部、第三部は通常通り行われます。詳しくは以下のリンクを御覧ください。

>>歌舞伎座「九月大歌舞伎」第二部、中村歌昇、中村隼人 出演についてのお知らせ

上演開始時間
午後2時10分~
演目(一)
近江源氏先陣館おうみげんじせんじんやかた 盛綱陣屋もりつなじんや
配役
【佐々木盛綱】 松本幸四郎
【高綱妻篝火】 中村雀右衛門
【和田兵衛秀盛】 中村錦之助
【盛綱妻早瀬】 中村米吉
【信楽太郎】 中村錦之助(9/7〜9/15)
中村隼人(9/16〜)
【高綱一子小四郎】 尾上丑之助
【盛綱一子小三郎】 坂東亀三郎
【北条の臣】 中村吉之丞
【北条の臣】 澤村宗之助
【竹下孫八】 大谷廣太郎
【古郡新左衛門】 松本錦吾
【伊吹藤太】 中村種之助(9/7〜9/14)
中村歌昇(9/15〜)
【北条時政】 中村又五郎
【盛綱母微妙】 中村歌六
演目(二)
女伊達おんなだて
配役
【木崎のお光】 中村時蔵
【男伊達中之島鳴平】 中村萬太郎
【同 淀川の千蔵】 中村種之助

>>歌舞伎座「九月大歌舞伎」の詳細はコチラ

第三部 「東海道四谷怪談」

第三部では、怪談物の名作「東海道四谷怪談とうかいどうよつやかいだん」で恐ろしい女の怨念を見せるお岩さんを坂東玉三郎が演じ、そのお岩の怨念に呪い殺される伊右衛門を片岡仁左衛門が演じます。

上演開始時間
午後6時〜
演目
東海道四谷怪談とうかいどうよつやかいだん
四谷伊右衛門浪宅の場
伊東喜兵衛内の場
元の浪宅の場
本所砂村隠亡堀の場
配役
【お岩・お花】 坂東玉三郎
【直助権兵衛】 尾上松緑
【小仏小平・佐藤与茂七】 中村橋之助
【お梅】 片岡千之助
【按摩宅悦】 片岡松之助
【乳母おまき】 中村歌女之丞
【伊藤喜兵衛】 片岡亀蔵
【進野次郎】 市村萬次郎
【民谷伊右衛門】 片岡仁左衛門

>>歌舞伎座「九月大歌舞伎」の詳細はコチラ



京都南座

京都南座では、中村獅童による超歌舞伎が2年ぶりに行われ、バーチャルアイドル初音ミクと共演します。本公演とリミテッドバージョンの二通りの公演が行われ、リミテッドバージョンは上演内容、料金が変わります。
 

九月南座超歌舞伎

九月南座超歌舞伎
劇場
京都南座
チケット発売日
「松竹歌舞伎界」会員:7月17日(土)~
一般販売:7月18日(日)~
窓口販売・お引取り:7月20日(火)~
日時
令和3年(2021年)9月3日(金)~26日(日)
午前の部/午前11時〜
午前の部/午後3時30分~
※休演日 13日(月)、21日(火)
本公演
映像
超歌舞伎の魅力
演目(一) 
都染戯場彩みやこぞめかぶきのいろどり
配役
【獅子の精】 中村獅童
【獅子の精】 初音ミク
【鳶頭】 澤村國矢
【公達】 澤村國矢(9/3〜9/5)
中村蝶紫(9/6〜)
演目(二)
御伽草紙戀姿絵おとぎぞうしこいのすがたえ
配役
【源朝臣頼光/袴垂保輔】 中村獅童
【傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫】 初音ミク
【平井保昌】 澤村國矢
【山姥茨木婆】 市川笑猿(9/3〜9/5)
中村蝶紫(9/6〜)
リミテッドバージョン
映像
超歌舞伎の魅力
演目(一)
御伽草紙戀姿絵おとぎぞうしこいのすがたえ
配役
【源朝臣頼光/袴垂保輔】 澤村國矢
【傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫】 初音ミク
【平井保昌】 中村獅一
【山姥茨木婆】 市川笑猿(9/3〜9/5)
中村蝶紫(9/6〜)
【口上】 中村獅童

>>九月南座超歌舞伎の詳細はコチラ



春秋座

京都芸術劇場・春秋座では、市川猿之助の特別舞踊公演が行われます。

市川猿之助 春秋座特別舞踊公演

京都芸術大学の大学開学30周年記念・劇場開場20周年記念公演として、京都芸術劇場・春秋座で市川猿之助による特別舞踊公演が行われます。

市川猿之助 春秋座特別舞踊公演 ※公演終了
日時
令和3年(2021年)
9月2日(木)〜5日(日)
開演:午前11時/午後3時
チケット販売日
7月29日(木)10:00よりWeb・電話受付開始
劇場
京都芸術劇場 春秋座
演目(一)
ご挨拶
出演
市川猿之助
演目(二)
素踊り 春秋三番叟しゅんじゅうさんばそう
配役
【三番叟】 市川弘太郎
【同】 市川猿四郎
【同】 市川笑野
【同】 市川猿紫
【同】 市川喜猿
演目(三)
澤瀉十種の内 連獅子れんじし
配役
【狂言師右近後に親獅子の精】 市川猿之助
【狂言師左近後に仔獅子の精】 中村鷹之資

>>市川猿之助 春秋座特別舞踊公演の詳細はコチラ

歌舞伎演目「連獅子」の詳細は以下の記事を御覧ください。




国立文楽劇場

大阪の国立文楽劇場では、尾上菊之助らが出演する歌舞伎舞踊が行われます。

第二十一回 上方花舞台

昭和59年(1984年)に、作家の司馬遼太郎の発案で始まった「上方花舞台」ですが、21回目となる今年は尾上菊之助が五役早変わりを披露します。

※出演を予定していた中村壱太郎がPCR検査で陽性反応が出たために出演しないことになりました。詳しくは以下のリンクを御覧ください。

>>【お知らせ】「第21回上方花舞台」について

第二十一回 上方花舞台 ※公演終了
日時
令和3年(2021年)
9月3日(日)〜5日(火)
開演:午後2時
劇場
大阪 国立文楽劇場
演目(一)
上 、下 藤娘
配役
《菊》
【菊の精】 中村梅枝
【菊の精】 中村壱太郎(休演)
《藤娘》
【藤の精】 尾上菊之助
演目(二)
六歌仙容彩ろっかせんすがたのいろどり
配役
【僧正遍照】 尾上菊之助
【文屋康秀】 尾上菊之助
【在原業平】 尾上菊之助
【喜撰法師】 尾上菊之助
【大伴黒主】 尾上菊之助
【小野小町】 中村梅枝
【衹園のお梶】 中村梅枝

>>第二十一回 上方花舞台の詳細はコチラ

歌舞伎舞踊「藤娘」については以下の記事を御覧ください。




自主公演

歌舞伎役者が主催する自主公演について紹介します。
 

市川海老蔵「古典への誘い」

市川海老蔵の歌舞伎企画公演「古典への誘い」は、「伝統芸能を分かりやすく、多角的に味わっていただきたい」という趣旨で、地方を中心に行われてきました。今回の演目は、通し狂言「三升先代萩」で、海老蔵が六役早替りを務めます。

※公演前のPCR検査で市川九團次が陽性という結果になり、全日程を休演することになりました。本人はワクチンを二回接種しており症状も出ていないそうです。他の関係者は全員陰性とのことで、代役は市川齊入が務めることになりました。

>>「古典への誘い」配役変更のお知らせ

※岩手県への緊急事態宣言発令のため、9/8の盛岡公演は中止となりました。

>>秋の特別公演 古典への誘い盛岡公演中止のお知らせ

市川海老蔵 成田市ご案内人特別企画 古典への誘い
日時 劇場
9/2(木) 成田国際文化会館(千葉県) ※公演終了
市川海老蔵 古典への誘い
日時 劇場
9/4(土)、9/5(日) 札幌文化芸術劇場 hitaru(北海道) ※公演終了
9/7(火) 仙台サンプラザホール(宮城県) ※公演終了
9/8(水) 盛岡市民文化ホール(岩手県) ※公演中止
9/9(木) 秋田市文化会館(秋田県) ※公演終了
9/11(土) 長岡市立劇場(新潟県) ※公演終了
9/12(日) 高崎芸術劇場(群馬県) ※公演終了
9/14(火) 愛媛県県民文化会館(愛媛県) ※公演終了
9/15(水) 高知県立県民文化ホール(高知県)
9/17(金) 愛知県芸術劇場 大ホール(愛知県)
9/18(土) 神戸文化ホール(兵庫県)
9/19(日) フェスティバルホール(大阪府)
9/22(水) ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ(広島県)
9/23(木・祝) 倉敷市民会館(岡山県)
9/25(土) とりぎん文化会館(鳥取県)
9/26(日) 島根県民会館(島根県)
9/27(月) 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本県)
演目
三升先代萩みますせんだいはぎ
出演
市川海老蔵
市川右團次
片岡市蔵
市川九團次(休演)
市川齊入(代役)
大谷廣松

>>市川海老蔵 成田市ご案内人特別企画 古典への誘いの詳細はコチラ
>>市川海老蔵 古典への誘いの詳細はコチラ

第二回 みよしや一門会

「美吉屋」の屋号をもつ、上村吉弥、上村折乃助、上村吉太郎の三人が開催する「みよしや一門会」が、昨年に続いて大槻能楽堂の能舞台で開催されます。

第二回 みよしや一門会
日時
令和3年(2021年)
9月23日(木・祝)
開演:【昼の部】11:00/【夜の部】16:30
劇場
大槻能楽堂(大阪市)
演目(一)
ご挨拶
出演
上村吉弥
演目(二)
藤間勘十郎振付 藤娘ふじむすめ
配役
【藤の精】 上村折乃助
演目(三)
藤間勘十郎振付 供奴ともやっこ
配役
【奴吉平】 上村吉太朗
演目(四)
ジャン・コクトー原作
水口一夫 潤色・演出
こえ
配役
【お葉】 上村吉弥
演目(五)
藤間勘十郎振付 元禄花見踊げんろくはなみおどり
配役
【元禄の女】 上村吉弥
【元禄の女】 上村吉太朗
【元禄の男】 上村折乃助

>>第二回 みよしや一門会の詳細はコチラ

歌舞伎舞踊「藤娘」については以下の記事を御覧ください。




歌舞伎以外の公演

歌舞伎役者が出演する“歌舞伎”以外の舞台を紹介します。

朗読劇 「天切り松 闇がたり~闇の花道~」

京都芸術大学の開学30周年と京都芸術劇場の開場20周年を記念して、市川猿之助尾上右近がメインとなった朗読劇が行われます。

朗読劇 「天切り松 闇がたり~闇の花道~」 ※公演終了
劇場
京都芸術劇場 春秋座
日程
令和3年(2021年)
9月6日(月) 16:00
9月7日(火) 11:00/15:00
9月8日(水) 11:00/15:00
演目
朗読劇 「天切り松 闇がたり~闇の花道~」
出演
市川猿之助
尾上右近
猿之助と愉快な仲間たち

>>朗読劇 「天切り松 闇がたり~闇の花道~」の詳細はコチラ

まとめ:令和3年9月の歌舞伎公演を楽しもう

9月の歌舞伎公演情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか?

9月の歌舞伎座では、名女形として名を馳せた“六代目中村歌右衛門二十年祭”、“七代目中村芝翫十年祭”と銘打った舞台が第一部で上演され、「須磨の写絵」では六代目歌右衛門の養子・中村梅玉が主演を務め、「お江戸みやげ」では七代目芝翫の息子・八代目中村芝翫が主演を務めます。第二部では松本幸四郎が「盛綱陣屋もりつなじんや」で佐々木盛綱を演じ、中村時蔵が「女伊達おんなだて」で女侠客・木崎のお光を演じます。第三部では坂東玉三郎片岡仁左衛門の名コンビによる「東海道四谷怪談とうかいどうよつやかいだん」が上演されます。

京都南座では2年ぶりとなる「超歌舞伎」が開催され、中村獅童バーチャルアイドル・初音ミクと共演し、「上方花舞台」では尾上菊之助が五役早変わりを披露します。

また、市川猿之助は京都芸術劇場・春秋座で特別舞踊公演を行い、市川海老蔵は「古典への誘い」で全国を回ります。

他にも、今回で二回目となる「みよしや一門会」は、上村吉弥を中心に昨年と同じ大阪の大槻能楽堂で行われます。

9月になれば暑い夏も徐々に終わりを告げ、秋の兆しが感じられるようになります。そんな中でしみじみと歌舞伎の舞台に浸ってみてはいかがでしょうか?

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