【2023年1月】歌舞伎公演情報 令和五年の歌舞伎始めはコレ!

【2023年1月】歌舞伎公演情報 令和五年の歌舞伎始めはコレ!

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令和5年(2023)1月歌舞伎公演情報を、劇場演目配役などについて紹介していきます。

2023年1月の歌舞伎座では、年始を飾る「壽 初春大歌舞伎」が行われ、国立劇場では尾上菊五郎おのえきくごろう率いる菊五郎劇団の公演、新橋演舞場では襲名したばかりの市川團十郎いちかわだんじゅうろうによる「SANEMORI」、大阪松竹座では坂東玉三郎ばんどうたまさぶろう鼓童による「幽玄」、そして浅草公会堂では3年ぶりに「新春浅草歌舞伎」が復活します。

客席や大向うも徐々に元に戻ってきましたので、令和5年も歌舞伎観劇をますます楽しむための参考にしてくださいね。

歌舞伎座

歌舞伎座
2023年1月、歌舞伎の総本山とも言える歌舞伎座で行われる「壽 初春大歌舞伎」の公演情報を紹介します。

歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」 

2023年1月の歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」は三部構成で行われます。一般の観客はまだ大向うをかけることはできず一幕見席も使えませんが、新年を飾るおめでたい演目が楽しめます。

歌舞伎座新開場十周年「壽 初春大歌舞伎」 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)1月2日(月・祝)~27日(金)
※休演日 10日(火)、19日(木)
第一部 午前11時~
第二部 午後2時15分~
第三部 午後5時45分~
チケット発売日
「松竹歌舞伎界」ゴールド会員:12月11日(日)~
「松竹歌舞伎界」特別会員:12月12日(月)~
「松竹歌舞伎界」会員:12月13日(火)~
一般販売:12月14日(水)~
窓口販売・お引取り:12月16日(金)~
劇場
歌舞伎座

第一部  「卯春歌舞伎草紙」「弁天娘女男白浪」

上演開始時間
午前11時~
演目(一)
卯春歌舞伎草紙うどしのはるかぶきぞうし
配役
【名古屋山三】市川猿之助
【出雲の阿国】中村七之助
【浪花の阿梅】市川門之助
【女歌舞伎阿壱】中村壱太郎
【同   阿鈴】市川男寅
【同   阿千】片岡千之助
【同   阿玉】中村玉太郎
【同   阿京】市川笑也
【同   阿高】市川笑三郎
【若衆栄之丞】大谷廣太郎
【同 福之丞】中村福之助
【同 月之丞】中村虎之介
【同 花之丞】中村鷹之資
【同 銀之丞】市川染五郎
【同 鶴之丞】中村鶴松
【坊主小兵衛】市川青虎
【村長寿右衛門】市川寿猿
【多門庄左衛門】市川猿弥
【佐渡嶋右源太】中村勘九郎
【佐渡嶋左源太】片岡愛之助
演目(二)
弁天娘女男白浪べんてんむすめめおのしらなみ
浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場
配役
【弁天小僧菊之助】片岡愛之助
【南郷力丸】中村勘九郎
【忠信利平】市川猿之助
【赤星十三郎】中村七之助
【浜松屋伜宗之助】中村歌之助
【番頭与九郎】片岡松之助
【鳶頭清次】中村又五郎
【浜松屋幸兵衛】中村東蔵
【日本駄右衛門】中村芝翫

弁天娘女男白浪」について詳しくは以下の「白浪五人男」の記事を御覧ください。

第二部  「壽恵方曽我」「人間万事金世中」

上演開始時間
午後2時15分〜
演目(一)
壽恵方曽我ことぶきえほうそが
配役
【曽我五郎時致】松本幸四郎
【曽我十郎祐成】市川猿之助
【化粧坂少将】中村雀右衛門
【小林朝比奈】中村雁治郎
【犬坊丸】市川染五郎
【梶原平次景高】大谷廣太郎
【鬼王新左衛門】中村歌六
【大磯の虎】中村魁春
【工藤左衛門祐経】松本白鸚
演目(二)
人間万事金世中にんげんばんじかねのよのなか
配役
【辺見勢左衛門】坂東彌十郎
【勢左衛門妻おらん】中村扇雀
【恵府林之助】中村錦之助
【倉田娘おくら】片岡孝太郎
【勢左衛門娘おしな】中村虎之介
【番頭蒙八】嵐橘三郎
【若い者鉄造】澤村宗之助
【親類山本当助】大谷桂三
【代言人杉田梅生】市川男女蔵
【門戸手代藤太郎】中村松江
【雅羅田臼右衛門】坂東秀調
【毛織五郎右衛門】中村芝翫
【寿無田宇津蔵】中村鴈治郎

「壽恵方曽我」の元になる「寿曽我対面」について詳しくは以下の記事を御覧ください。

第三部  「十六夜清心」

上演開始時間
午後5時45分〜
演目
通し狂言 十六夜清心いざよいせいしん
【序 幕】
稲瀬川百本杭の場
同  川中白魚船の場
百本杭川下の場
【二幕目】
 初瀬小路白蓮妾宅の場
【大 詰】 
雪の下白蓮本宅の場
配役
【極楽寺所化清心後に鬼薊の清吉】松本幸四郎
【扇屋抱え十六夜後におさよ】中村七之助
【恋塚求女】中村壱太郎
【下男杢助実は寺沢塔十郎】中村亀鶴
【佐五兵衛後に道心者西心】松本錦吾
【船頭三次】市川男女蔵
【白蓮女房お藤】市川高麗蔵
【俳諧師白蓮実は大寺正兵衛】中村梅玉

>>歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」の詳細はコチラ



国立劇場

国立劇場
2023年1月の国立劇場で行われる令和5年初春歌舞伎公演について紹介します。

令和5年初春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-」

令和五年の国立劇場・大劇場は、例年通り菊五郎劇団による公演が行われ、「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-」が上演されます。1月3日から7日まではお正月イベントも開催され、3日は尾上菊五郎尾上菊之助らがロビーで初日ご挨拶をする予定になっています。

令和5年初春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-」 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)1月3日(火)~27日(金)
【休演】11日(水)・19日(木)
劇場
国立劇場 大劇場
演目
通し狂言 遠山桜天保日記とおやまざくらてんぽうにっき 六幕十一場
-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-
配役
【遠山金四郎】
尾上菊五郎
【角太夫女房おもと/河原崎座役者】
中村時蔵
【生田角太夫/河原崎座役者】
尾上松緑
【尾花屋小三郎後ニ羅漢小僧小吉/河原崎座役者】
尾上菊之助
【佐島天学/河原崎座役者】
坂東彦三郎
【笛方 六郷新三郎/与力 大里忠平/河原崎座役者】
坂東亀蔵
【政五郎養女おわか/河原崎座役者】
中村梅枝
【八州廻り 咲島千介/河原崎座役者】
中村萬太郎
【捕手頭 佐藤清介】
市村竹松
【待乳山のおえん/河原崎座役者】
尾上右近
【楽屋番紋助】
市村光
【八州廻り 宮森源八/河原崎座役者】
尾上左近
【河原崎座役者】
坂東亀三郎
【尾花屋丁稚 辰吉/河原崎座役者】
尾上丑之助
【河原崎座役者】
寺嶋眞秀
【河原崎座役者】
小川大晴
【鳴物師 望月太文治/旅の一座の座頭】
市村橘太郎
【尾花屋番頭 清六】
片岡亀蔵
【座元 河原崎権之助/須之崎の政五郎】
河原崎権十郎
【行形亭女将お滋】
市村萬次郎
【遠山家家老 簑浦甚兵衛】
坂東楽善
【羅漢尊者】
市川左團次

>>令和5年初春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-」の詳細はコチラ



浅草公会堂

浅草公会堂
2023年1月の浅草公会堂では、三年ぶりとなる「新春浅草歌舞伎」が行われ、尾上松也を筆頭に若手花形役者が新年を飾ります。

新春浅草歌舞伎

新春浅草歌舞伎 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)1月2日(月)~24日(火)
第1部 午前11時~
第2部 午後3時~
※休演日 9日(月・祝)、19日(木)
劇場
浅草公会堂
第1部
演目(一)
双蝶々曲輪日記ふたつちょうちょうくるわにっき 引窓
配役
【南与兵衛後に南方十次兵衛】中村隼人
【濡髪長五郎】中村橋之助
【女房お早】坂東新悟
【母お幸】上村吉弥
演目(二)
男女道成寺めおとどうじょうじ
配役
【白拍子桜子実は狂言師左近】坂東巳之助
【白拍子花子】坂東新悟
第2部
演目(一)
傾城反魂香けいせいはんごんこう
配役
【浮世又平後に土佐又平光起】中村歌昇
【女房おとく】中村種之助
【土佐修理之助】中村莟玉
【土佐将監光信】中村吉之丞
【将監北の方】中村歌女之丞
【狩野雅楽之助】尾上松也
演目(二)
連獅子れんじし
配役
【狂言師右近後に親獅子の精】尾上松也
【狂言師左近後に仔獅子の精】中村莟玉
【法華の僧蓮念】中村種之助
【浄土の僧遍念】中村歌昇

歌舞伎演目「双蝶々曲輪日記」「連獅子」について詳しくは以下の記事を御覧ください。

>>新春浅草歌舞伎の詳細はコチラ



大阪松竹座

2023年1月の大阪松竹座では、坂東玉三郎と太鼓芸能集団 鼓童のコラボによる「初春特別公演 幽玄」が開催されます。

坂東玉三郎×鼓童 初春特別公演 幽玄

坂東玉三郎×鼓童 初春特別公演 幽玄 ※公演終了
日時
令和5年(2023年)1月5日(木)~28日(土)
午後2時~
※休演日 12日(木)、20日(金)
劇場
大阪松竹座
演目
幽玄ゆうげん
出演
坂東玉三郎
太鼓芸能集団 鼓童
花柳壽輔
花柳流舞踊家

>>坂東玉三郎×鼓童 初春特別公演 幽玄の詳細はコチラ



新橋演舞場

新橋演舞場
2023年1月の新橋演舞場では、市川團十郎による襲名披露プログラムとなる「SANEMORI」が開催されます。

初春歌舞伎公演 市川團十郎 襲名記念プログラム SANEMORI

初春歌舞伎公演 市川團十郎 襲名記念プログラム SANEMORI ※公演終了
日時
令和5年(2023年)1月6日(金)~27日(金)
昼の部 12時~
夜の部 16時30分~
※休演日 13日(金)、20日(金)
劇場
新橋演舞場
演目
SANEMORI
配役
【斎藤実盛】市川團十郎
【源義仲/木曽先生義賢】宮舘涼太(Snow Man)
【瀬尾十郎/権頭中原兼任】市川右團次
【小まん/巴御前】中村児太郎
【葵御前/平維盛】大谷廣松
【進野次郎宗政/根井主膳行親】市川九團次
【九郎助】片岡市蔵
【小よし】市川齊入
【平知度】市村家橘
【平宗盛】大谷友右衛門

>>初春歌舞伎公演 市川團十郎 襲名記念プログラム SANEMORIの詳細はコチラ

その他の公演

歌舞伎役者が登場する歌舞伎以外の舞台を紹介します。

オンディーヌ

フランスを代表する劇作家ジャン・ジロドゥの最高傑作と言われるオンディーヌが、2022年12月に愛知県・ウインクあいち大ホールで開催されたのに続いて、2023年1月6日〜11日に東京芸術劇場シアターウエストで上演され、中村米吉が主演のオンディーヌとして出演します。

>>「オンディーヌ」の詳細はコチラ

彩の国シェイクスピア・シリーズ「ジョン王」

1998年に芸術監督・蜷川幸雄のもとで始まったシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。その第36弾として2020年に上演が予定されながら中止になった「ジョン王」が、2022年12月から2023年2月にかけて東京・埼玉で上演され、中村京蔵が出演します。

>>彩の国シェイクスピア・シリーズ「ジョン王」の詳細はコチラ

まとめ:令和五年も歌舞伎から目が離せない!

令和5年(2023)の歌舞伎は、2022年末に襲名披露が行われた市川團十郎襲名披露の興行が全国で展開されていき、お祝いムードの中でさらに盛り上がっていくことが期待されます。

1月は、歌舞伎座の「壽 初春大歌舞伎」に松本幸四郎市川猿之助中村勘九郎片岡愛之助など人気のある役者が出演し、国立劇場では尾上菊五郎率いる菊五郎劇団の公演、大阪松竹座では坂東玉三郎、新橋演舞場では襲名したばかりの市川團十郎と例年通りの公演が行われます。

そして3年ぶりに浅草公会堂での新春浅草歌舞伎も復活するなど、新年から見どころ満載です。

令和五年も歌舞伎の舞台はますます目が離せなくなってきます。ぜひ、劇場へ足を運んでみてくださいね。

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